やってみて

日々

目標

あなたは何かをしたいと思う。そのために目標を設定したりするね。目標は数値で表したり、期日で設定したり、結果を掲げたりする。そしてそれに向けて逆算してタスクを分解して、その日その日の小さな到達ポイントを明確にしていくわけだ。それらのタスクが合わさることで最終目標を達成できるという手はずになる。そのKPIの設定がうまくないと、日々の段取りはうまく行ったとしても、結果が思っていたのとは違ったりする。イメージ的には小さな部品を組み上げていくことで、大きな夢を叶えるという感じだろう。

ご近所ドライブ

ちょっとした旅に出かけるとよくわかるね。2泊3日という期日があって、その中でどこへ何をしにいくかという計画をたてるときに先の逆算が大いに活躍するはずだ。その逆算が計算違いしてしまうと、どこか遠いところへ行きたいと思ったところで、帰ってこれなくなる。移動時間と移動手段と距離を勘案して今いる家から半径何キロの圏内ということが必然的に決まる。その圏内で一番あなたが行きたいと思うところを探すわけだね。しかしここでもう一度考えて欲しい。どこか遠くへ行きたいという非日常の目的が、行って帰ってこれる範囲にすり替わっていることがわかるかな。そう、夢は大きく目標は高くなんて言うけれども実際はとても限定条件付きでしか身動きとれないことばかりだ。

リミット

なら、その限定している条件をすべてぶっ壊して限界突破すればいいのかという衝動に駆られるかもしれない。そもそもその限界はあなたが決めているものであるし、目に見える境界があるわけでもない。しかし、日常の生活に戻れない旅なら、それは旅の意味合いが大きく変わる。そしてその意味での旅ならもしからしたら目標にしないかもしれない。ちょっとした刺激でいいという目的ならちょうどマッチしているものだからね。そうやって「やりたいこと」と「やってみたいこと」がいつもあなたの頭の中をぐるぐる駆け巡っている。その状態が長く続くと不満に化けるわけだ。だから少しでも思いついてできることを小さく実現して、それらの思いつきを成仏させていくのがいいね。全部は無理としても今すぐ簡単にできることはたくさんあるはずだ。まずは妄想から脱してやってみよう。