思ってたんと違う
段取り
どうもうまくいかないときはある。やることなすことすべて裏目に出てしまい、焦ってしまうから余計にうまくいかない。そんなときはイライラするだろうけれども、ちょっと自分でその状況を面白がるといい。そうすることでうまく余裕が生まれると、なんてこともなくなんとかなったりする。ということは、うまくいくとかいかないとかの次元はもはやどうでもよくなって、ちょっとしたトラブルも楽しむことができ、結局はなんてことなく過ぎ去っていく。もちろんそうならないように事前準備はしっかりとするだろうけれども、そんなことはやってもいないうちの希望的観測でしかないのは重々承知だね。逆にそんな状況の中でもできることはなにかなと探してみるといい。そしてできることからやるように段取りを変更してしまえばいい。それでもだめなときはもちろんある。それはだめということをやったに過ぎないわけで、結果オーライならそれで十分だね。
理想
もちろん失敗はできるだけ少なくしようと念入りに計画するんだけれども、奇跡的に思っていたとおりにことがスムーズに運ぶこともある。それは非常にまれなケースなんだけれども、不思議なことに実はなんだか肩透かしというか、どこか物足りなさを感じてしまうはずだね。そしてさらに欲が出て、もっとできたんじゃないかと疑い始めたりするから始末に負えないね。ようするにできたとかできないとか、そんな次元ですべてを評価する癖がついてしまっているから、とても狭い一方向であらゆる物事を判断してしまっているわけだ。そうではなく、それをやろうとしたこと、そしてできなかったことすら、ある意味成功であるし、人生の糧となる実感がどれだけもてるかで幸せな人生かどうかが決まるわけだね。
有り難し
当たり前ではなく些細なことも含めてすべてあなたはありがたい存在であり、そして何かをやれるというだけでもはや十分なんだ。それを偏った目で見てしまうから良いとか悪いとか勝手に判断してふさぎ込んでいる。そしてついてないとか不幸だとか決めつけて、さらには自我がもっと思ったとおりにできる力があると勘違いし始める。それでとても苦しいのならそれ以上ジタバタしないことだね。その場合はやればやるほど、もがけばもがくほど思っていたこととは遠く離れてしまうから、諦めて好きなことでもしていればいい。好きなこともする気がなければ、ゴロゴロ寝転がっていればいい。だいたいそれができないからといって困ると思い込んでいるだけで、実際その困った状況に身を置いてみれば、案外思っていた状況ではない。だって、うまくいくと段取りしてもそうならないように、最悪だと思っていることはそのままそのとおりになるわけがないんだから。あなたの予測や思惑はほとんど外れるはずだからね。