今のうち
慣習
古来から日本に伝わる伝統文化だと思っていることでも、実は近年にどこかの商売人が仕掛けたものがたくさん含まれていることを知っているかな。それが日本の良さとかだとかいってテレビがしたり顔で語りかけるけれども、それがあなたにとっていつの間にか常識にすり変わってしまうわけだ。別に騙されるなというわけでもなく、それが心から楽しく愛おしい文化であればそれでいい。あるいは近年の新たな慣習は豊かさの象徴であり、それを今の世代の人が満喫することは良いことでもあるね。貧困や戦争や社会不安に襲われて恐怖に支配されるよりかはずっとましだ。でも、逆にそのまさにどこかの業界や団体が荒稼ぎするためにしかけたそれらに支配されて苦しいのなら、手放したほうが良いね。ようするに楽しめるかどうかですべてを決めるといいわけだ。
クリスマスにはチキン
年末になるとクリスマスだとか大晦日だとかおせちだとか色々畳み掛けてくる。もちろん楽しみにしている人もたくさんいるだろう。本来はそんなものは後で生み出した商売でしかないけれども、それをわかっていながら特別な日だと思えるならそれでいい。ところがそれが切なくて辛いのなら特にこだわることもない。文化だとか伝統だとかで押し付けてくる人もいるだろうけれども、それはその人がほとんど眠りの世界で過ごしているだけだから、適当に相槌をうってやり過ごせばいい。そんなことであなたを蔑視するようなことがもしあれば、それはそばにいないほうがいい人だから距離を置くことが一番だね。そこであなたも熱くなって論破しようとしてもムダだ。そうしたところでその人の眠りの世界は覚醒することはないからね。眠っている人の寝言と会話しているのと同じになる。
夢のような日々
そんな枝葉末節なことよりも、今あなたは夢のような人生を送っている。夢から覚めたら何が残るのだろう。それは誰にもわからないし、そうなってみることは今はできない。辛いとか悲しいとか思っているかも知れないけれども、それも夢のような世界にはなくてはならないスパイスみたいなものだ。だって夢から覚めたら果たしてそれらの苦しみは感じられるかどうかもわからない。でも今悲喜こもごもな感情があるのは奇跡だろう。そしてそれらは今しか感じられないものだとしたら、やっぱりあなたが今にいることに驚きと感謝しかないわけだ。細かいことを色々言われてるのも今にいるからこそだね。辛いとか悲しいとかを超えて今にいる不思議を目一杯楽しめばそれでいい。誰かになにかにどうのこうのを言ってられるのも今のうちなんだからね。