タイムスケジュール

日々

時間がない

日々やるべきことばかりで、仕事をして、家事をして、子育てをして、犬の散歩に行って、散髪に行って、今日という日はあっという間に終わったと感じている。振り返ると日常というひとくくりの中で、あなたは大変な量のあらゆることを成し遂げている。でもそれが大変なことではなく、当たり前のことだと変換されるが故に、ああ、今日も何も新しいことをしていない一日だったと嘆いている。ルーティンワークといえども実は同じようでも全く同じことはないにも関わらず、全部同じことで朝飯前というスキルをすでに身につけている。それはよくよく考えてみればすごいことなんだけれども、それをあなた自身は感じることができないので自己嫌悪に独り陥って悶々とした日々に変わってしまっている。日常生活が安定して送ることができないような人から見れば、確実にあなたは超人なんだけれども、できるあなたからすればさらに求められるスキルが身につかないことに悩んでいる。

習慣

そう、本当は新しい資格を取るための勉強を毎日少しずつでもやりたいとずっと前から思っている。でも、なかなかその新しいことをやる時間が手に入らない。なにもそれほどサボっているつもりもないのに、あっという間に気がついたら深夜だね。明日もまた早いので後ろ髪ひかれつつ、ぐったりと疲れた体を横たえる。そして眠りにつくまでのほんの少しの間に、後悔の念に苛まれているわけだ。いやいや今日という一日を何事もなくやりきったあなたはそれで十分なのにね。でも、やっぱりそれがしたいと思うならほんの少しだけコツがある。それは日々のルーティンワークを一旦アウトプットすればいいね。メモでも走り書きでもいいから小学生の頃を思い出して、時間で区切った一日の過ごし方の計画を見える化してみよう。そうすると、意外と見つかるよ。やりたいことを取れる時間がね。最初は15分でも20分でもいいし、それはやってみればわかることだけれども実は十分な時間だと気づくはずだ。

注意

だからといって、真面目なあなたはそれをやらなければならないように大げさにする。それは良くないから注意してね。スキマ時間はないようであるということを知るだけで最初は十分なんだ。それでいつもはちょっと一息ついていたり、何もせずぼーっとして過ごしていても、それでいいし、それが実はあなたの日常を支えている要になっている。要するに頭で計画するほど脳は使い続けられないということ。移動時間とかちょっと居眠りしているとか、読んでいるような読んでいないようなスマホのニュースを眺めている時間が実はメインなんだ。それ以外はおまけだね。あなたが今資格試験にチャレンジしようとしているそれも、余興みたいなものだと言ったら怒られるかな。でも実際はそうで、人生はぼーっと過ごすのが一番大切であることは忘れないでいよう。逆に分刻みで何かをするようにはもともとできていないんだからね。