傍をラクにする働き方

日々

好奇心

できればどんなことにもチャレンジする気力は保っていたいと思うことあるね。その一方で、今更新しいことは始めようと思っていてもなかなか重い腰を上げることができないジレンマがあったりもする。それでズルズルと結果的に期せずして現状維持に傾いてしまって自己嫌悪に陥ることが多い。今のままが一番ラクで、できればずっとそのままでいたいと思うのは本能の一部でもあるから、それに抗うことは大変なのも事実だ。おそらく多くの人は変わらなきゃという強迫観念に押しつぶされそうになりつつ、実際いろいろなことに興味関心を持って調べるまではしても、それ以上の大転換が訪れない方が多い。それなのに無理をしてジタバタしすぎるとストレスが大きくなって燃え尽きてしまったりするので、そこまではやりすぎと言っても良いね。

生涯教育

最近では少子化の異次元の改革案としてリスキリングなんて言う言葉が盛んに報道されている。学び直しという意味で使われているのだろうけれども、いちいちそんな横文字をあえて使っているのにはどんな意図があるのだろう。子育てで一旦職場を離れたとしても、その間に何かを学ぶことで人材価値をあげて復職せよと言う。おそらくは会社につとめて働くという労働市場の価値ばかりに注目したがゆえの改革案だと思うけれども、どうも違和感があるのは子育で自体が人生のおける最大のリスキリングであって、労働市場の価値ばかりに注目しているのは本末転倒のように思えるね。仮にそれができて新たな職を得たとしても、それがどうして少子化対策になるのかという論理性が全くないように見える。もちろんそれによって全体のスキルが仮に向上することで、経済的豊かさを手にすることができるとしても、子育てと両立してリスキリングできるのであればもうとっくにそうなっているはずだからね。

選択肢

子育ては生物において何をさておいても最重要課題であることは間違いない。どんな生物もその寿命に限りがあるのであれば、次世代につなげることをおろそかにするのならば近い将来絶滅するのは必至だからね。もちろん多くの人々が豊かに暮らしていくためには、現状経済活動もおろそかには出来ない。であれば、まずは選択肢を多様化する施策の方がいい。どこかの会社で賃金を得るという暮らし方がメインではなく、それ以外の暮らし方ができるようなアイデアが一番求められているのではないだろうか。少なくとも子育てが人生において不利になるような社会は、いずれ淘汰されるのだからね。誰もが安心して子育てができるし、もちろんしたくない人はしないままでもいいし、そのいずれも気軽に選択できて、いつでも選択を変更できるような社会の仕組みが必要だね。経済的な負担で残念ながらその選択を好きなようにできない人から、まずは助けることから始めるとうまくいくと思うんだけれども、あなたはどう思うだろうか。