悪いことが続く理由

日々

出来事

もう自分では手に負えないことばかり起こって、うんざりしている。良かれと思ってやったことが裏目に出て最悪になったり、何気なくいつものように話したことがなんだかよくわからない大げさな話に変わって誤解されたり、今度こそうまくいくと思って自信を持っていたのに、全部裏目に出て大失敗に終わったりね。もう、何を信じて生きていけばいいのかと途方に暮れている。ところが、その全ては外からやってくるわけでもなく、実はあなた自身が発端だとしたらどうだろう。にわかにそんな馬鹿げたことを信じろというのは無理だろう。でもあなたがどんどん疑心暗鬼に陥れば陥るほど、実はそういう招かざる出来事はすべてあなたが起こしている。よく説教じみた、あなたがそう思うからそれが叶うのがこの世だとか言われるけれども、あなたはそれは良いことを思えばそうなると勝手に自己解釈しているね。実はその逆の悪いことにも当てはまると伝えようとしているのが本当のところだ。

余裕

ちょっと遅れた部下に異常に苛立ったり、急に降り出した雨に毒づいたり、いう事聞かない子どもにきつく叱ったりするのは、まぎれもなくあなただ。他の誰でもなくあなたがそうしているね。なら、なぜそのイライラや怒りをあなたは感じてしまったのか。それをちょっと考えてみるとすぐにわかるね。それはあなたに余裕がない状況で必ず起きている。余裕があるのならば、部下がもしかしてちょっと遅れそうだなと思っていたら、仮にそうなったとしても次の手を打っているし、天気はいつ変わるかわからないと思っていればいつも傘を持っているし、聞き分けがない子どもがなぜそれを受け入れないのかを受け止めるために子どもの気持ちになってみたりできるはずだ。ところが、あなたがいっぱいいっぱいになっていたり、そもそも何もかも信用できないと思って常に疑っていたり、いつか失敗するんじゃないかとそれを虎視眈々と狙っているときに、そら見たことかと攻撃モードになっているだけだ。そしてそれらがあなたにとって最悪な出来事や結果としてあなたがそれを生み出している。

四苦八苦

それでも、やっぱり勝手に色々な出来事がやってくる。その一つ一つを良いとか悪いとか色分けしている。誰もがこれは最悪な出来事だとあなたは思っている。だからあなただけではないからこそ、安心して攻撃を加えている。本当にそうだというなんの証拠もないままにね。いやいや、みんなもあなたと同じように思うはずに決まっているとあなたは反論する。もちろんそれもあなたがそう思うならそうだ。避けられない苦しみは必ずあって、それを悲しむことを悪いことだと誰かが言っているわけでもない。悲しいときは悲しめばいいし、悔しいときは悔しめばいい。ただ、その中でそれが最悪だと確定しているのが、他の誰でもないあなただね。無理にどうにかしろとまでは誰も言っていないし、言うことの意味もない。けれども、すべてがあなたがそれをしているということだけは心のどこかに思っておくと、それがそうなって叶うということは知っておいて損はないと思うよ。