ココロさんとノーさん

日々

思考をとめて

私は心さんを主役にしたいの。だから自分の脳さんにノーを突きつけよう。脳さんにはちょっと休んでもらおう。今までひっきりなしにずっと喋りかけてくる。ほら、そうなった。ああなった。準備しておけ。力は十分か。その計画でいいのか。もっともっと考えろといつもせっつかれる。ちょっとちょっと自分の脳さん、ちょっと静かにしていてくれないかな。わかった、わかったってば。

そんなの意味なくない?

脳さんの忠告をそのままにして、聞いているフリしながら、心さんと一緒に全然意味のないことをやろう。脳さんが嫌いな無駄なことをやろう。心さんが窓の外の雲を眺める。心さんとぼーっとする。いいねぇ。しずかで。そうすると脳さんがフルパワーで動き出す。ほら、ぼやぼやしていたらすべてを失うぞ。今までの苦労が水の泡だぞ。それは意味がない。今すぐやめろと言う。損するよ得するよ。かっこいい脳さんは、かっこわるいのが大嫌い。そんなのもほっといて、ただ今は雲を眺める。流れ行く雲をただ眺める。意味がないと脳さんに言われながらも。

疲れたら寝よう

フルパワーで脳さんはあれこれしゃべりかけてくる。バカにされるぞ。それじゃぁ勝てないぞ。負け犬だぞ。はいはい。そうだよねーとできるだけ相手にしない。ああ、ちょっと疲れて眠くなってきた。眠くなったら寝よう。健やかに穏やかに眠りについて脳を休めよう。寝てる場合か!と脳さんに言われながらも、寝てしまえばしばらくは脳さんも一緒に休むみたい。でも起きるとまた脳さんがフル回転する。いつもいつもご苦労さま。脳さんは今日もあれこれと指図してくる。それを単に眺めてよう。あれもやるな。これも無駄。そんなことしてどうする?ってずっと横から喋りかけ続けてくれている。

脳さんも心さんもありがとう

どっちも自分のことを思ってくれてありがとう。おしゃべりな脳さんと静かな心さん。あなた達がいるから私はこうして無事でいられたよ。どっちも大切でありがたい。これからもどうかよろしくね。