あなた2.0
ちっぽけな願い
あなたはいつも今の状況に不満だ。だから宇宙から見ればほんのささやかな願いをずっと握りしめている。そんなもの捨てたとしても何も変わらないのにね。もっと言えば結局ずっと握りしめていつか叶いますようにと四六時中願っているにも関わらず全く成就する気配がない。その意味でもどうせ叶ってないものであればそれを手放したところで何も失うものはないはずだ。でもその願いを手放せないが故に、ますますそれに付随する条件が増えていくだけの人生になっている。そんなちっぽけで申し訳ないけれどもどうでもいい願いを捨てて新しい自分になるのか、それともやっぱりそこにこだわったままこれからも同じ悩みと苦しみを楽しんでいくのか、そんな選択なんだけれども、どう考えてもきれいさっぱり捨てて新たな願いを持ったほうが随分ましになるのではないかな。
こだわり
身も蓋もない結論から言えば、あなたの今の願いとそれに付随する悩みはなんの意味もないということだ。そんなちっぽけな願いのために生まれてきたわけではないし、余計なアトラクションを背負うこともない。あなたはその気になればどんな状況においても、そのとおりに演じる力がある。仕事中は仕事に染まることもできるし、プライベートは全くのリラックスしたあなたを演出できる。もちろん、仕事中毒なあなたにもなれるし、ちゃらんぽらんでいい加減なあなたにもなれる。結局の所本当のあなたなんてどこにも存在することはできず、ただ周りの様子を伺って自由自在に擬態できるわけだ。どちらかというと望み通りになるとならないとかよりも、どんな状況でも柔軟に対応できる能力を兼ね備えていることをもっと大切にした方がいいに決まっているね。
ニューバージョン
これまでの生活を離れて、新しい環境に身をおいたときにどうしても違和感をそこの感じてしまうのは、あなたが七変化にこれまでの生活に対応できた証拠でもある。そんなときに無理に抵抗するという手もあるけれども、素直にそこに順応するようにまさにバカになってなりきってしまえばいい。そうなることへのわずかな抵抗と不安の理由はそんな些細でどうでもいいことで間違いないのだからね。それを大げさにこれまでと違った自分なんて無理だと一人芝居を打つことで、不幸なあなたを演じるのが楽しめるのならばそれでもいい。けれども、それが次のステージへ向かう邪魔になっているのならば、いっそのことこれまでのあなたをスパッときれいさっぱり捨てることをおすすめするよ。だってそれがしたくてあなたは今を生きているのだからね。ちっぽけなこだわりは、過去に少しだけ引きずられてちょっとだけ混乱しただけの取るに足らないことなんだからね。