結末から見ている
点と線
過去に色々やったことがあるけれども、それが一体何の役に立つのかと当時は漠然と考えていたことが一つや二つあるだろう。それが思わぬところで役に立ったり、気が付かないまでもよくよく考えてみればその素養があったが故の今があったりする。旧友と全く想像しない場所で再会して、想像すらしてなかった会話を交わしたり、全く畑違いの仕事の中でそれが役に立ったりと、実はとても不思議に思ったりする。なんだか好き勝手にやってきたことではあるけれども、ああ、それがこんな風に繋がるためにそれは伏線として無意識のうちにやっていたんだなと改めて感動している。そうなるともはやあなたは、自由意志で気が向くままに自ら選択してきたと思っていたけれども、それはすべて必然であって偶然なんて何一つないような気になる。すると、それはそうなるようにあなたを超えた何かがコントロールしていたのかと驚きを隠せないようになるわけだね。
筋書き
ということは、あなたの人生はすでにそうなるように予め決まってるかのように思えるね。その当時は何でこんなことしなければならないのかと憂鬱な日々だったそれが、実は後になって必要なことだったんだとそれが確信に変わる。もはやあなたはあなたの人生を支配しているつもりなだけで、すべては決められた通りに進行しているようにも感じられる。そしてやがてくる振り返るフェーズになって、なるほどそれをやるために生まれてきたのかと合点がいくわけだ。ならば、これから起こるよくわからないこともまるごと自然に受け入れられるようになる。なんとなく反発心が生まれることばかりだけれども、後々にそれが生きてくることを知っているからね。今じゃないと思うようなことが日々あなたの身に降りかかるのは相変わらずだ。けれども、それらをまるごとそのまま真正面から素直に受け止めて真摯に対峙するのが一番の得策だと安心できるようになる。
なるようになる
そう、あなたはいつもどうなるかわからないことや、論理的な思考に囚われすぎることで不安に苛まれる日々を今も送っているだろう。けれども、すべては起こるべくして起こっているのであり、面倒事も実はそれをクリアすることで新しいフェーズを迎える準備だということだね。だから得も知れない不安なんて考えるだけ無駄な時間であることは間違いないね。そんな不安を感じてる暇があれば、美味しいもの食べて、好きな趣味に没頭し、眠くなったら眠ればいいだけだと気づく。あれこれといつも考える癖は、人生には全くもって必要ないことだった。今あることにできることをきっちりやるだけで、実はもうすでに幸せな人生が確約されているのだからね。だから何が起こったとしても、できることをやるだけでいいわけだし、無理してできないことをやろうとするのは愚かな抵抗だと知る。それだけで随分世界が一変するはずだよ。