危ないよ

バイク旅

危ないから近づかない

バイクに乗ってあちこちでかけていると、バイクは危ないから乗らないほうがいいと言われる。ひとたび事故になれば命を落とすことさえあるから。そうだね。車で少々ぶつかっても乗っている自分は鉄の箱に守られるからバイクに比べたら危なくないというのが多くの人の意見かな。ぶつかった相手は壊れるけれど、乗っている人の危険を中心に考えるとそうなるね。でも逆にぶつけられる方からしたらバイクより被害は甚大だね。あくまでも乗っている人にとってはバイクと比べてみると安全に見えるから。ま、乗れる人数も違うんだけど。でね。そういう人は、そもそも一歩外にでると危険がいっぱいだから、家でじっとしている方がいいって言う。ましてや知らない場所や道に行くと、知らないんだから余計に危なさが大きくなるしね。現に自粛で、みんなが出かけるのを控えたら交通事故もぐっと減ったらしい。

100%危なくないこと

じっとしていれば危ない思いをしなくていいって。だけど実はそうでもなかったりするね。自分はじっとしてても相手はじっとしていてくれない。一番安全だった家にいたのに、自然の猛威にさらされてしまうと一変して危ない場所に変わってしまう。じっとしていても危ない場所になるから、危なくない場所をいつも求めて注意深くしておかないといけない。楽しい我が家も大自然の前では一変してしまう。災いは忘れた頃にやってくる。安全な場所はどこにあるのか。

毎日美味しく食べているものだってそう。これは良いけれど、これは悪いから食べないほうがいいって言われる。だから注意深く体に良いものを食べるように気をつけているよね。それがたまに実はそれは間違っていてとか急に言われたりする。え。今まで信じていたことは一体なんだったの?ってなる。とにかく情報が錯綜するから注意深く食べるものにも気を遣っているよ。え?もはや食べ物を食べないほうがいいって?なんだそれ。食べない方が危なくないって言われてもなぁ。そうなると生きていること自体が危ないことになっちゃうよ。

本当に危ないのは

とにかくよくわからないことは危ないから注意しよう。注意していても危ない目にあった人が色々教えてくれる。なるほど。それはやめたほうがいいねと。その繰り返しで知らないことが少しずつわかってくる。わかってきたら危なくないようにする術を考える。そうして危ないことが「危ないけれど大丈夫」に変わっていくよね。先人の知恵っていうやつかな。いろんな教えが危ないことから少しずつ守ってくれている。危ないことから身を助けるというのはそういうことか。知恵を活かすにはじっとしているわけにはいかないね。やってみて少しずつわかってくる。で、ついついわかったつもりになってしまって、何も考えなくなったその時が一番危ない。本当に危ないのは、ほとんど知っていることがないから注意しないとねと、感覚を研ぎ澄まさなくなったとき。そういうときに「思わぬ」ことが起こるんだね。