置かれた場所

日々

ここにいる理由

どうしてここにいるのだろうと、ふとしたときに疑問を持つことがあるね。もっと他の場所にあなたにふさわしい居場所があるとなんとなく思っている。でも、そこにあなたはいる。あなたは一瞬たりともあなたにふさわしくないところに居たことがないし、今後もそうだ。なのにあなたはそうした奇跡にも気がつかず、ここじゃないとどこに居てもそう感じ続けてきた。なら、どこならあなたにふさわしい場所なのかと問われると、答えに窮するだろう。それはやっぱりあなたは居るべきところにずっと居るという事実がそこに広がっているからだ。簡単に言えば、あなたはいつもの癖で、あなたとは似つかわしくもない違うあなたをでっち上げて、それのふさわしい場所をここではないと思いこんでいるだけのことだ。

冒険の旅

それでもあなたはまだ見ぬ景色を探して、その場所に留まることを選択しない。その理由としてふさわしいとかふさわしくないとかなどをでっち上げているけれども、実のところそれは理由にはなり得ないね。そうやって冒険の旅に出られること自体があなたに課せられた使命であって、まさにそのためにやっぱりふさわしい場所にすでにいるからだ。これは否定しようもない事実であり、言い訳のしようもないことだ。そうやってあなたは転々とその場所を変えてきたという自負があるかもしれないけれども、振り返ってみればなんのこともはない、まさにあなたがそこに求められ、そこに居るのにふさわしいベストな場所であったことは間違いないね。

ふさわしい

逆に言えば、あなたにふさわしくない場所にはあなたは近づくことすらできないわけだ。だからそんなことで一喜一憂することは無駄なことだね。あなたがそこにいる理由はいつも「あなたにとってふさわしい」からでしかなく、その役目を終えたときに次の「ふさわしい場所」にしかたどり着けないんだ。それを心配する必要はまったくないね。そこで精一杯のできることをやるだけが、あなたの役割となる。まさにそこでのあなたのすべてを発揮することを求められているわけだから、何も遠慮することもない。それがあなたの世界であり、あなたが望む世界でもあるのだからね。万が一あなたにふさわしくない場所に居るとするならば、直ちにふさわしい場所に自然と導かれる。だからそんなに心配しないで大丈夫だ。あなたがやるべきことはもう決まっているわけだからね。