幸せを引き寄せるには

日々

無垢

嫌なことから逃げることで、比較的心地よい状況を選択する癖がいつの間にかついてしまったね。もちろん、嫌なことを我慢して無理をしすぎると身体にも悪いので逃げるのは生き方の一つではある。だからそれが悪いというわけではなく、むしろそうなる前に逃げた方が良い。でも、できれば最初から自然に楽しいことを選べるようになった方がさらに良いね。そこに不快を避けるという消極的な選択ではなく、無意識に楽しいことに反応する方が充実した毎日を過ごすことができるだろう。子どもたちのように、好きなものを見つけたらすぐさま反応して、そこへ向かって自然と足が向くようにね。ところが大人になるにつれて、そこに余計な判断が挟まってしまっている。その結果、すべてに素直に反応するという本来の能力を捨ててしまったわけだ。

判断材料

では、どうしてそうなったのかを考えてみるとすぐに気がつくだろう。今の生活をどうする、とか、まだ起きていない未来への備えはどうする、とか、貯金が少ししかない、などの今後の暮らしに対する不安によるものだね。だから嫌でも我慢して、憂鬱な毎日のまま動けなくなっているわけだ。そうなるのは純粋無垢だった子どもの頃から大人になって、過去のいろんな記憶に引きずられてしまっているからだね。好奇心にあふれてまっすぐに見つめられていたあの頃から、どうもあなたの過去が邪魔をしてそこに変な色付けをしてしまっている。それが証拠に好きだったらまっしぐらなんて今のあなたには浅はかで馬鹿げていることだと思っているだろう。そうだからこそ、すべてが歪んだ世界に閉じ込められてしまっているわけだよ。

運を味方につける

だから、嫌なことからは速攻逃げたらいい。けれども、大変だと思うことでもなんだかワクワクすることからは逃げずに立ち向かえばいい。あらゆることの中で好きな部分や楽しい部分を見つけてみよう。嫌と大変さの違いがより明確になっていくと思うよ。単に身体に良いからとジムに行ってなんの夢もない目標をでっち上げて頑張ってみたところで、すべてが不快だろう。でも、そこにあなたが好きな人と毎日会えたらその目標がワクワクするものへと変わるね。気乗りしない仕事であっても、そこであなたが心地よいと思える同僚がいるのならば、毎日が楽しくなるだろう。やっていて楽しいことを探すことで、実はあなたはすでに幸せを引き寄せているわけだ。だから、不快を避けることをメインにするのではなく、そこで楽しいことを見つけて不快を寄せ付けないようにすると、もうあなたに運が味方している状態なんだよ。