降車ボタン
流行のゲーム
なんでもすぐに結果を求めてしまうのは、現代がスピードが大切な時代だと教えられているからだね。会社でも学校でも評価される時間が短すぎると思っている人は、とても生きづらい世界になってしまっている。もちろん、決められた時間までに何をどれだけできるかを競うのをゲームのように楽しめるのなら大きな問題ではない。けれども、それがどうも性に合わないのなら無理することもない。ただ、そういう人たちの逃げ道がどこにも用意されていないのが大きな問題となっている。そんなときにどう対処するかが難しい時代だけれども、一番シンプルに考えてみればそのゲームから降りることだ。何も皆がやっているからという理由だけで同じゲームに参加する必要もない。でもそんなことしてもいいなんて誰もあなたに言ってくれなかったので、あなたはその選択肢を見つけたとしても怖くてできないね。
ビリ
競争でビリになるのがカッコ悪いと刷り込まれている。競争社会では上位20%は優秀、そこから20%はまぁまぁ、そしてそこから10%は及第点、それ以下は落ちこぼれとされている。それもこれもその競争に参加しているからこその結果であり、あえて不参加であれば結果もなにもない。さらには、そのゲームは皆がそうやっていると思いこんでいるけれども実はとても限定された範囲での結果でしかない。世論調査とか世間一般とかそういう言葉であなたは思考停止しているけれども、せいぜいちっぽけなこの国限定でしかない。海外に旅行したことがある人は、その文化の違いに衝撃を受けたこともあるだろう。例えばあなたの通う学校には全校生徒は何人いるだろう。さらに同学年では、クラスではびっくりするぐらいの人数がいるだろうか。会社でも同じだね。大企業ではグループ合わせて数千人いることもあるけれども、部署も職責も全く違う人を除けば、あなたが恐れているグループの構成員は驚くほど少ないことに気がつくだろう。
自由参加
いずれにせよ、参加する、しないは、あなたが思っているほど必須ではない。そんなことで思い悩む暇があったら、あなたがやりたいゲームを探したほうがいい。それならそこでの勝敗はどっちであっても楽しめるはずだからね。何も不得意なゲームに巻き込まれる必要なんてない。それでもあなたの友人たちは参加することを強く勧めてくるだろう。その本質は単に弱いあなたを巻き込むことで彼らが有利になることを目論んでのポジショントークでしかない。だから、そんなものに気を遣うこともない。あなたはそんなものよりも、もっと楽しいものへ向かうべくそこにいる。もちろんとりあえず誘われたのなら参加してみることも大切だ。そのことによってあなたの出会うべき世界が見つかる手かがりになるわけだからね。これは違うなと思えば、すぐさま乗り換えればいい。目的地が違う電車に我慢して乗り続けるなんてナンセンスこの上ないわけだからね。