不満は幸せの証

日々

不満のプロ

忙しければ忙しいと不満を言い、暇だと暇だと文句を言う。あなたはそういう意味では不満のプロだね。満たされたら、つまらないと言い、満たされなければ不足を嘆く。思い通りにいけばつまらないと言い、目論んでいたようにいかなければ呪いの言葉を発する。なら、何が満足なんだと問われると、理想郷や夢物語を語るけれども、実はそれが叶ったとしてもその世界であなたは不満を言うだろう。結局のところ、何がどうなろうともそこから不満の種を見つけるプロだということだ。それをまずは自覚した方がいい。そこから新たな世界が始まるのだからね。

報酬

これだけ頑張ったとしたら、これだけの褒美があるはずだと思っている。そもそもその前提が間違っているわけだ。10頑張ったら、おそらくあなたは20の報酬を得ることを期待している。頑張った分の同量の褒美では物足りないと感じること間違いなしだ。もっと言えばあなたではなく、あなた以外の他の人からみればあなたの10の頑張りは1にも満たないように見えるだろう。結局のところあなたは自己評価のものさしは大げさなほど上ブレするようなものだ。さらにそれによる見返りの期待はもう、青天井のものさししか持っていない。それほど自己に対する偏愛が強く、それ以外に対しては厳しいわけだ。そんな風だから、いつでもどこでも不満をあげつらうことに困ったことがないだろう。

幸せの本質

だからといって謙虚になりすぎて自己肯定感を無くせと言っているわけではないからね。そんなあなたをまずは受け入れて、愛してあげることが大切だ。そのためには、そういうことだとまずは認めることが最初の第一歩だね。その上で、改めてそれをしているあなたを見つめてみると、どこにいても、いつ何時でも、不満を言えること自体が幸せそのものだということに気がつくだろう。不満を言える、不平を嘆くことができるのは、あなたが基本的に何ら不自由もなく幸せだからこそだからね。そう、あなたが不満のプロであり続けられるのも、基本的に何不自由なく幸せの真っ只中にいるという証拠でもある。だから大いに不満をぶちまけて幸せを感じて生きていけばいいんだよ。