砂漠の真ん中で

日々

導き

360度地平線が広がる砂漠のど真ん中で、あなたはオアシスに向かおうと思っている。ところがどれだけ見渡してもなんの手かがりもない。さて、どの方向へあるき出すべきかをずっと思案している状態だね。でも、きっとこっちに向かえば何か手がかりがあるのではないかと、少し歩みだす。でも結局全く変わらぬ景色がずっと広がっている。そこで急に不安に苛まれるわけだ。本当にこっちでいいのか、もし間違っていたらこれまで進んだすべては徒労に終わってしまう。そんなふうに考えてしまうからだね。でも、ずっと立ち止まったままではいつまでたっても何も得られない。さて、どうする、そのまま突き進むべきか、いや引き返したほうがいいのか、そんな葛藤のなかで身じろぎ一つもできなくなっている。そして刻々と時間だけは過ぎ去って、どんどん状況は悪化していくことを感じながらね。

夢を叶える

そうやって道標もないまま、あなたは砂漠のど真ん中に立たされている。でも、そんな状況にも関わらず、幸いなことにやりたいことやなりたい自分があなたにはしっかりと見えている。でもそれがどの方向なのかわからない。そこで頼れるものといえばなんだろう。スマホやGPSや地図もないまま、あなたはその場所にとどまり続ける選択をするのか、否か。もちろん、一刻も早くその方角を見つけてたどり着きたいという衝動に駆られている。もちろん闇雲であっても進むことができる体力は幸いなことにまだ残されている。そういう抜き差しならない状況のなかで、すでにかなっていることがあることに気がつくだろうか。そう、やりたいことやなりたい自分を持つことだけはすでに叶っている。もっと言えばそれが今は叶わないということもすでに実現しているわけだ。

まずは行動

状況がどうであれ、あなたは幸せになりたいと願った瞬間に、今は幸せではないということを叶えている。そうでないと、幸せになりたいという夢がなくなるからだね。なりたい自分が今の自分ではないと思った瞬間に、今あなたはそうではないことが確定するわけだ。それはある意味あなたの願望のために現実世界があなたをフルバックアップしてくれているからだね。砂漠の真ん中で、あなたは逡巡した挙げ句に、おそらくこっちだろうと歩み始める。たとえそれが間違いであったとしても、間違いだと知るために必要なプロセスに過ぎない。さらにはそうやって動き出さないと、そこでどれほど目を凝らしたところで、何もわからないままだ。見当外れも大いなるヒントになるということを知っていれば、途中で不安になる必要もなく、むしろそっちは間違いだったという確信を得られるのでラッキーだね。それがわかっている人は四の五の言わずにすでに歩きはじめている。それがすべての出発点であることを知っているからだね。