流れの先端
無理しない
無理が通れば道理が引っ込むということわざがあるように、体裁を保つためとか、自身のプライドを守るためだとか、そんな理由で明らかに不合理なことをやってしまうと必ずしっぺ返しがくるということだね。もはや道理にかなったすべてが破壊されて、無理ばかりの世界になってしまう。さて、いろんな経緯でそうやってしまったとして、そこから脱却するにはどうすればいいのか。おそらくはそれさえももはや見失って行き場を失っているだろう。もちろん自らそれを反省して、無理をしないように心がけるとしても、環境や状況がもはやそれらが許されなくなってしまっていることが多いだろう。そういうときは、もう場所を変えるか、関係性を断ち切るか、その両方かという状況だろう。もはや自助によって困難だと判断した場合は、さらりと引っ越すなり転職するなりして外側を変えることが手っ取り早い。
改善
なにかしら改善するなり、今の状況を打破したいのであれば、まずは現状をしっかりと把握することが何よりも優先項目となる。それを多くの場合はあなたの感覚で測ろうとしてしまうと、まず失敗することになることは経験済みだろう。そうではなく、客観的な数値のデータにするなり、記録して俯瞰できるようにするなり、それなりの工夫が必須となる。それができれば、状況把握がより正確にできるようになり、その対策を考えることも比較的容易になる。全くそういうこともなしに改善だけを求めてしまうと、結局はすべて空回りに終わってますます悪化して自己肯定感すら失ってしまいがちだね。もちろん、あくまでこれらは方法論に過ぎないので、そうだからといって執着してしまってはならない。けれども、どうすれば現状把握をよりバイアスなしでできるかが、改善の肝であることは間違いない。
流れ
結局は、大いなる意識潮流を感じ取る一方で、現状を見える化してその流れに自然に溶け込むように調整することが大切だと気づくだろう。無理ばかりしている状態とは、その流れを乱す行為であり、著しく不安定な状況だね。それをなんとか立て直して安定化にもっていくには、肩肘張らずにその流れに沿ってうまく乗りこなすことしか方法はない。もちろん、時にはあなたが中心となって旋風を巻き起こしたいと思うこともあるだろう。けれども、それも同じで流れを感じ取ってその流れをブーストするように持っていけるかどうかで決まるわけだ。1の力が10になるのは、決してあなた一人でどうこうできることではなく、ほとんど他の後押しによって実現できるわけだからね。いつもあなたはそこを勘違いしがちなんだよ。今まで一人で生きてきたような顔をしているけれども、あなたを支える無数のパワーであなたは今絶妙なバランスで波乗りをしているようなものなんだからね。