お好きなように
感謝
生きることはどうであれ、感謝が全てだ。もちろんあなたの基準で、良いこと悪いことが不意打ちのようにやってくる。もしかしたら良いことなんてほんの僅かで、ほとんどが悪いことだらけでうんざりしているかもしれない。でもそれもこれもすべてあなたが今を生きているからだね。もっというと良いこと悪いことなんて色をつけているのはあなただけであって、そもそも出来事にそんなものはない。あらゆることが起こることで、あなたは色んな体験ができ、それに対処することで知恵を得る。それは確かにあなただけのものだけれども、それを誰かに語るときは、この世の知的財産となる。そうやって先人の知恵があなたの人生を支えているわけだし、おそらくはこれからもそうだろう。
アカシック・レコード
おそらくあなたは毎日新しいあなたになって今ここにいる。でもそれだと今までの体験や知恵がクリアされてしまうので、先祖代々のアカシック・レコードがあるデータセンターからダウンロードしている。昨日の続きができることは、そういう意味では奇跡だね。逆にこれまでのレコードをすべてクリアにしてしまえば、あなたはもはやあなたではなくなり、新しい誰かになるだろう。それは今のあなたが知ることはできないね。ということは、少なくとも連続したあなたがそこにいることそのものがもはや十分に奇跡だ。それ以上の何かを欲しがるなんて、そもそも全く必要もない。あなたは今日も明日もあなたでいられることを存分に楽しめばいい。もはや良いも悪いも超越したあなたがそこにいるのだからね。
奇跡の日々
そう、おそらくはここにいるのはあなただけだろう。あなたが生み出す世界があって、いろんな他人があたかもそこにいるように演出している。けれどもそれ自体もあなたがそうやっていることだね。他人を生み出すことで、あなたを浮かび上がらせることができる。逆にそうしないとあなたはこの世界と一体となって、その境界線がなくなってしまう。それがあなたがあなたであるが所以だ。いずれこの世と溶け込んでしまってあなたが見えなくなるときが来るだろう。でもそれは逆に言えば、あなたはこの世そのものであり、今しばらくは境界線を生み出すことであなたはあなたの確認をしているだけだね。あなたの世界では日々悲しみも苦しみも感じることができるのは、そういう仕組みだからだね。そう、もともとはあなたそのものがこの世界そのものだ。だから好きなようにもできるんだよ。