人生は波乗り

日々

なんとなく

これまでも特に目的もなく、なんとなく初めたことがあるだろう。で、それがなぜかずっと続いていて今もそれをやることがライフワークになっている。改めて鑑みてもなぜそれをやり始めたのかは、実のところよくわからない。よくわからないのだけれども、でも今もそれを楽しんでいる。理由を探してもいまいちぱっとしないから、余計に不思議に思うだろう。でも、本質的にはそれで十分だね。なぜならそれを初めたからこそ、今も楽しんでいるわけだからね。もちろん、あとづけの理由をいくらでも捏造することはできるし、大義名分というか、それを正当化するための理屈はこねくり回せるけれども、そんな気さえ起こらないぐらいのものだったりするわけだ。とにかくたまたまのきっかけで初めたわけだけれども、もはやそれなしではいられないようになっている。

直感

もちろん、あとになって考えればそれは直感であるし、思考で判断すると不合理であるわけだ。ところが、そのほうが実は楽しめることが多かったりもする。逆に理論武装してから初めたことがすべて今はすでにやってなかったりする。あれほど試行錯誤してベストな解を求めて取り組んだことでさえ、実は継続できなかったりする。それであなたは三日坊主だと嘆いたりするのだけれども、逆にそれはそうなる運命をすでに持っていたとも言えるね。思考によって取り組んだものは、なぜか継続できなかったりすることが多い。ところが、何気なく好きかも、という感覚で決めたことがずっと続いている。もちろんそこには熟慮する猶予もなにもなかったわけで、それを続けていると自慢して言えるようなものではなかったりするわけだけれども、なぜかそれをやり続けることが心地よかったりもするね。

ノリ

そう、人生の主要な部分はよくわからない波に乗って行くほうが良いみたいだ。十分に計画を立てて実行するのも悪くはないけれども、実は計画できる範囲がそれほど広くはなく、必ず計画外のことが起こってしまって方針転換を余儀なくされてしまうことが多いね。それでも意地になって貫き通そうとしても、予定外が重なって継続が困難になることばかりだ。皮肉なことになんとなく初めた、特に理由も意味もないことがずっと続けられたりする。それに対してあなたは嫌悪する事が多いけれども、人生はそのほうがゆらぎがあって楽しいのも事実だったりする。おそらくは、あなたが思ったとおりにならないことを楽しむのが人生そのものであるということだろう。それなら、なんとなくの直感で気軽にやり始めることが一番の成功要因だと言っていい。あれこれ考えて思い悩む暇があれば、とりあえずやってみれば自ずと結果がわかるということだね。