演者
理想と現実
あなたがやりたいと思っていることや、あなたの理想から現実はどんどんと遠ざかっている。それが不満で毎日愚痴っているね。けれども、あなたが思うようにならないことばかりが急に雲が晴れたようになくなったら、それはそれで寂しく思ったり、何をやればいいのかわからなくなることがある。なら、あなたの不満は本当に不満だったのかね。つまらないと愚痴りながらも毎日やるべきことがあなたが望まないとしても与えられて、仕方がなくそれらをあなたはきちんとこなしていた。それによって得られる充実があるからこそ、あなたはそれにあぐらをかいて不満が言えたわけだ。すなわち、あなたの不満はいわばのろけ話みたいなもので、他人からしたら全くそれらが問題だとは思えない幸運が続いてたということに他ならないわけだ。
願望成就
そんな毎日の中でも、思ってもみない人にありがとうと言われたなら、あなたはまんざらでもないし、むしろ幸せを感じているはずだ。そう、あなたはこれまで一瞬たりとも無駄なことなんて一つもやったことはなく、ずっとやるべきこと、あなたしかできないことをやってきたわけだ。あなたはそれに反発心を感じるかもしれないけれども、なら、あなたの理想通りにできたして、それがうまくいかなかったらどんな気持ちだろう。おそらくは思い通りにやっているにもかかわらず、やっぱり不平不満を言っているだろう。ということは、あなたのつまらない毎日は、実はかけがえのない充足した毎日だとも言える。実はうまくできていて、あなたがそれをどう捉えようとも、実はあなたしかできないことがきちんとあなたに割り当てられているわけだね。
すでに叶っている
だから、あなたはいつも納得がいかないかもしれないけれども、あなたはどうあってもすべてが叶い続けていると言って良いわけだね。こんな不合理な目にあっていると言えることだとか、本当はもっとこうありたいと願う余裕だとか、すべてが叶っているからこその贅沢とも言える状況であるわけだ。もちろん、あなたはそれによってとても苦しんでいる。でもその苦しみは喜びがあってのことでしかない。苦しみを感じられるのは喜びの中にいないと不可能だね。すでにすべてが叶っているからこそ、もっと良くなるはずだと愚痴ることができる。そう、不平不満を持てることが、すでにあなたは満ち満ちているわけだから、どんどん不満をぶちまけて楽しめばいいね。その本質がわかれば、不満にとらわれてしまってはいけない。あなたの背景には十分に幸せがあるのだから、本気で苦しいのなら手放せばいいだけのことだよ。