やらかし放題
乗り換え
電車をうっかり乗り間違えて、あなたが行きたい方向と逆方向だと気がつけば、あなたは何も悩むことなく次の駅で降りて乗り換えるだろう。そう、その身軽さがあなたの原動力でもあるね。もちろんうっかりしていたあなたは、自分自身を責めるだろうけれども、そんな暇があれば、さっさと乗り換えてしまったほうがいいに決まっていることを知っている。それと同じように、まぁミスは必ずやってしまうとして、そのリカバリーなりフォローをなんの躊躇もなくやれば最短で目的地に到着するのだったら、あれこれと誰かのせいにしたり、何かを恨んだりするよりも、乗り換えるなり、引き返したりすればいい。そこに重苦しさをいちいち付与したところで、時間ばかりが経過するだけで、なんのメリットもない。もしそうしたいのならば、アクションを起こしたあとの乗り換え後に後学のためにほんの少しだけ逡巡すればいいだけだね。
不運
それこそ、ここぞという大事な場面でやってしまうと後悔が大きくなるのは仕方がない。でも、その失敗の後悔は後回しでいいね。今できることはなにか、それに注目しているだけで、ちょっと遅れてしまうかもしれないけれども、あなたが向かう目的地には確実に到着する。もう今更とか、なんで間違ってしまったのかとか、あのとき誰かに話しかけれたからとか、そんな言い訳ばかりしたところであなたはどんどん目的地からは遠ざかってしまう。ああ、やってしまったと思った瞬間に別経路を調べたり、先方に遅れる旨を連絡したり、今できることを確実にやり切ることこそが、あなたにとっての今であり、あなたしかできないことでもあるね。だから、色々と言いたいことがあったとしても、それをグッと堪えて今何ができるかを瞬時に判断して実行するのが良いに違いないわけだ。
まるごと人生
それもこれも含めて、あなたのまるごとの人生だ。逆にいつも順風満帆に進むことが良いことだと思えば思うほど、やらかしたときのリカバリーがやりにくくなる傾向にある。だから普段からうまく行かないことばかりに注目しすぎて、失敗するぐらいなら家にこもっていた方がいいなんて考えてしまうわけだ。そうではなく、うっかり間違うことも、うまくいかないことも、そのまますべてあなたそのものなんだから、そうなったとして踵を返すにはどうすればいいかを含めて楽しむぐらいがちょうどいい。それで仮に大切なチャンスを逃してしまったとしても、それもあなたの幸せの一部だと愛することが大切だ。そうなったとしても心配しないでいいと言えるのは、これまでもいくつかそういうことを踏まえた上で今があるということ。そしてあなたがそれでも今をそのまんま生きているという事実からも、間違いないと幾度となく証明されているのだからね。