整えること
メンタルとフィジカル
メンタルを最強にしたいと思うのならば、まずはそれが宿る肉体に注目すべきだね。何はともあれ健康が一番だし、健やかな肉体にしなやかなメンタルはセットだ。でも、何故かフィジカルにはあまり気を遣わないのに、メンタルだけを整えようとしがちだ。それは本末転倒であることを知っているはずなのにね。だから、まずは日々の生活習慣を見直すのをおすすめするよ。食べすぎたり飲みすぎたり、肉体を労ることもなく、健やかな精神を保とうなんて、わざわざ無理ゲーにチャレンジしているようなものだ。まずは身体の安定を図るとともに、そこが達成してからメンタルを大切にすればいい。もちろん両者は連動しているわけだから、どちらが上とか下とかではない。でもその両立なくして、最強のメンタルを手にするなんていうことは夢のまた夢だ。
無意識
悪習慣とは、わざわざそれが悪いと思って意識的にやっていることなんてなくて、ほとんどがなんとなくやり続けていることがほとんどだ。だから無意識にやっていることを一旦棚卸しして、わかりやすくすることが大切だね。夜は豪華なディナーとばかりに、もう寝る寸前にもかかわらず胃腸に負荷をわざわざかけるような食事をする必要もない。逆に昼間は忙しいことにかこつけて、適当にエネルギーを接種するような食事ですませてしまっている。もちろん日中は毎日仕事に追われて、それどころではないのかもしれない。けれども、活動に見合った美味しい食事をしっかりと取ることが、実は最強のメンタルの近道でもあるね。現代社会ではそういった基本的な食事でさえ、うまくコントロールすることが難しい時代だ。けれども、そこを蔑ろにしていては、いつまで経っても充実した日々にはなりにくいわけだ。
見える化
そういう改善も、一旦は数値にするなり記録にするなりで、見える化しないと気が付かないことが多い。なんとなくのいつもの感覚でうまくいっているとかちょっと良くないとかそういう基準では、何がどうなってうまく行ったのか行かなかったのかも曖昧になってしまう。あなたはいつもコーヒーをがぶ飲みしている。お茶も大好きだ。夜になると少しのアルコールを楽しみたいと思っている。それら自体が良いとか悪いとかではなく、そのタイミング的にはそれでいいのか、もっと違う何かに変えた方がいいのか、そういう検討を重ねるとわかりやすい。食べたり飲んだりするそれらであなたの肉体はエネルギーを得ているわけだからね。健やかに過ごすのに、精神的にどうとか、思考がどうとか、そういう問題ばかりにに注目してしまうのをやめて、一度肉体のチェックをしてみると試行錯誤の方策がぐんと広がるかもしれないよ。