あなたが舵をとれ
やりたいことをやる
不安に駆られて、どうにもこうにも落ち着くこともできずモヤモヤしているときを冷静にもう一人のあなたが見つめてみよう。するとあなたがとらわれているもののすべてが、あなたが見たくない状況ばかりに覆い尽くされていることがわかるかな。誰かが成功したとか、なんてことのない知り合いが有名になったとか、同期の出世があなたを超えたとか、あなたの所得がどんどん減っていくとか、そんなことばかりにとらわれている。それらはあなたが主体的に取りに行った情報ではなく、あなたの意思とは関係なく飛び込んでくるものばかりだね。ならば、その成功したという人をじっくり観察してみよう。彼らは決して特殊能力があるわけではなく、ただただある一つのことに熱中している様子がわかるだろう。たまたま好きなことに夢中になってやった結果、あなたが動揺するような結果を出したということだね。これらの考察から、あなたはそこに何を読み取るだろうか。
あなたが主役
そうやってつぶさに観察しているとき、その瞬間には不安とか恐れは全く消滅していて、ただただそれを見ることに集中していることに気がつくだろう。そう、それが不安を消し去る唯一の方法だね。誰かに聞かされたり、見せられている状況が得も知れぬ不安を生み出しているだけであり、ならばとあなたが自主的に観てやろうとすることで、これまでの不安はかき消されている。だから誰かに与えられた情報に踊らされてばかりいる状況から脱して、あなたが主役となってそれらをしっかりと見つめることが大切だね。あなたの人生はあなたが主役であることに間違いない。その中であらゆる情報が飛び交う社会ではあるけれども、伝聞で一喜一憂するのではなく、あなたが情報を分析することで不安なんていうのは一掃されるわけだ。結局のところあなたが能動的に行動を起こすことで、解決しようもない不安にとらわれることを防ぐことができる。
信念
だから、何かに依存してばかりの人生をやめて、あなたはあなたが信じる道をひたすらに歩めばいいだけだ。誰がなんと言おうと気にすることもないし、聞く耳持たずでいいね。信じることは唯一つ、あなた自身しかいないわけだから。それで夢中になっている状態を他人は神がかっていると呼ぶだろう。でもそれもあなたにとってはどうでもいいことだ。信じる道をひたすらに歩み、信じることを夢中にやり続けること。それがたとえうまくいかなかったとしても、それは失敗ではない。失敗とは他人が適当に決めるものでしかない。あなたにとっての大いなる失敗は、やりたいと思っていたことをやらなかったことだけだ。やってみた結果がどうであれ、そんなことは些末なことでしかない。やってみたからこそ、あなたにはそぐわないことがわかったわけだし、あなたにとっては唯一無二の知見をそこで得られたわけだからね。