遠近
視点と思い
遠くの眺望を眺めていると、あなたは未来を考えられるようになる。あなたが目の前のことに集中しているとき、その視点は数十センチの資料を見ている。視点を変えるとは、あなたの思いを変えることにもなるのはそのせいだ。慌ただしく過ぎていく毎日だと感じるのは、目の前にどんどん生まれてくる無理難題をなんとかしようと近視眼的になっているからだ。逆にちょっとした休みに旅行をして、山頂から眺める絶景に心が洗われるのも、視点が遠くへ移動したからだ。それだけどこを見ているかであなたの気持ちは大きく変わる仕組みがわかるだろう。それをうまく調整することで、悲観的になったり楽観的になったりを行ったり来たりできるわけだね。それだけ視点を変えるということは、とても大きな効果があることがわかるね。
やりたいこと
今日はゆっくりしたいのに、急にやらなければならない仕事が舞い込んでくる。するとあなたは本当はのんびり過ごしたいのに、仕方なくそれと向き合うわけだ。でも、よく考えてみれば別にそれと向き合うことをやめてもいいね。いやいやそれだと明日の暮らしが不安になって、余計につらくなるからそれと向き合っている。ならば、あなたはファーストインプレッションでやりたくないと感じたそれは、それでもやっておいた方がいいと判断していることになる。なら最初にのんびりしたいという思いを書き換えて、仕方ないからパッと片付けて、その後のんびりしようと思い直したことになる。要するに、やりたいと強く願ったわけではないけれども、舞い込んできたそれをきちんと受け入れてやろうとしているわけだ。それなら、色々と思うところはあるけれども、結局のところやりたいことをやっていると言ってもいいわけだね。
受け入れる
そうやって、なんとか折り合いをつけて日常を過ごしているわけだけれども、それでもなんとか今日の終わりを迎えられている。もちろん問題はすぐにどうにかなったわけではない。けれども、それでも無事に今ここにいるわけだから、結果オーライと言っていいね。もちろん、それをやらなければとんでもない不安と辛さがやってくると信じているから、やむなくやっているだけだとあなたは言うかもしれない。ならやらなくてもいい環境で、のんびり過ごしたとしても、同じように今日という日は終わりを迎えるわけだ。ここで不思議に思うだろう。いずれにせよ、あなたは今日という日をどうであれ乗り越えているわけだ。最初に思った理想とそうではない現実がどうであれ、あなたの毎日に及ぼす影響はそれほど大きなものでもない。ならそんな思いを切り替えてやりたいからやっていると思ったほうが幸せな時間が急激に増えるわけだ。そのためには視点をどこに置くかということをうまく利用すればさらに効果的だね。