楽しみの先に
運命の扉
いつも現状を打開する突破口みたいな出来事を探しているね。誰かや何かが突発的に起こって、あなたがそこから助け出されることを期待しているわけだ。でも、待てど暮らせどそんなことは起こらず、ずっと待ちぼうけのまま日々を暮らしている。いつか必ずその時が来ると信じてはいるけれども、なかなかその機会が訪れそうにもない。そこであなたはどんどん絶望的になってしまっているわけだ。ならば、あなたからアクションを起こして、なんとかその運命の扉とやらをこじ開けようともがいてみるけれども、そもそもその運命の扉がどこにあるのかすらわからない。そうやって袋小路に迷い込んでしまって、身動きが取れなくなっているわけだ。さて、ここに何が足りないのだろうか。
心地よさ
運命の扉がそもそもどこにあるのかなんて知るよしもないし、それがどんな風に開くのかさえわからないままこれまで生きてきた。だから、それをなんとかしようとすることすらどうしたらいいのかもわからないのは当然のことだね。運命の扉とは、あとになって振り返ってみればそうだったのかもしないと思うようなものであって、前もってわかっているのならばおそらくは対処しようとすでにしているはずだからだ。なら、何もせずにそのまま現状維持に甘んじなければならないのかと思うのは早計だね。そうではなく、あなたの直感と感性に身を任せてみるのが手っ取り早い方法の一つだろう。もちろん、思考はおそらくこれまでも嫌というほどやってきただろう。それでもわからないものであるのならば、思考をいくら重ねたところで見つかりそうにもないことは、あなたの直感の中にすでにあるだろう。
小さな冒険
だから、少しずつでもいいからいつもを疑って、変えてみるのがいいね。それも無理してつらい方向に行くのはおすすめしない。なぜならそれは結局のところあなた自身にあってないわけであって、それを続ければ続けるほど良い結果になる可能性はどんどん少なくなっていくのだからね。それよりも、いっそのことあなたが面白いと感じることや、楽しいと思うことに舵を切ったほうがいい。もちろんそれがすぐに直接なにかを変えるほどのことは起こらないだろう。けれども、人生を楽しむ時間が増えることで、少しずつなにかが見えてくるかもしれない。もっと言えば、それしかあなたが変わる方法はないと言ってもいいね。辛い思いばかりをして、あなた自身をいつも蔑ろにして犠牲の上で仮にうまくいった瞬間があったとしても、それをこれからもずっと続けなければならないとなると憂鬱になるに違いない。あなたが舵を切るのはそっちではないことはもはや明らかなんだからね。