それがあなただよ

日々

のんびりしたい

たまにはゆっくりしたいから、普段はがむしゃらに頑張っている。それは仕方がないことだと思っているね。仕事が楽しかったら、次に来る休みを求めなくても充実した毎日だろう。仕事がちょっと辛ければ、あともう少しでお休みだと自らを鼓舞して今を生きているだろう。それが世の中だし、やっぱり程度の差があるにせよ、努力や我慢や頑張ることを避けようもない社会で生きている。だから、ずるして楽して生きているような人を見かけると羨ましくおもったりするし、気に入らなかったりする。あなたが背負う家族のために、愛する人のために静かに見守ってあげられるように、あなたは今日もヘトヘトになって眠りにつくわけだね。

報われない

そんなあなたの思いとは裏腹に、あなたが頑張って日々苦しい思いをしていることがまるで誰にも伝わらないことが多い。だからあなたはたまにとても寂しくなったりするね。まだ努力が足りないかのように思って、さらに頑張らなければなんて思うかもしれない。あるいは、もうそんなことだったら、開き直ってあなたはそれを手放すかもしれない。そのどちらであっても、それがあなただ。努力しなさい、頑張りなさい、そうすればきっと夢は叶うなんて言われてこれまでずっと生きてきた。ただそれをどう捉えるかはあなた次第だ。その通りにする中で小さなしあわせを見つけて喜ぶのも良いだろう。あるいは、今すぐ努力を手放して、のんびり過ごすのも良いね。そのこと自体に貴賤はない。ただその選択後に感じるなにかがあなただ。それを誤魔化してしまうと、もはやあなたはどこにも存在し得ないわけだ。

静かなる大地

それもこれも、それらをまるごと受け止めてくれている存在に気づくだろうか。泣いたり笑ったり怒ったり喜んだりしているあなたを大地がいつも受け止めてくれている。それはあなたにとっての何だろう。自宅の屋根はいつもあなたを風雨から守ってくれているし、衣服はあなたを包んでくれているし、愛する人の笑顔はあなたを何百倍も強くしてくれるだろう。ありがとうと見知らぬ人から感謝の意を伝えられたり、あなたにとって見の覚えのない誹謗中傷を受けることもあるだろう。そうやって泣き笑いしてまた次の日が来るとするならば、それがすべてだね。いろんな体験がすべてあなたそのものだ。今日も一日ありがとうと伝える先には、実はあなたしかいない。そうやってあなたがとっても疲れたとき、一番にあなたを労ることは、あなた以外のすべてを愛おしく思うことなんだからね。