視野を広げるには

日々

すべてはうまくいく

いつも心配しているだろう。特に初めてのことをしなければならないとき、あなたは不安でいっぱいだ。なぜならそれが思い通りにうまくいくかどうかだけに全集中してしまっているからだね。逆に言えば、うまくいくとはあなたが思ったとおりになることだと思い込んでいる。そうして、緊張しながらやってみたら、すべてはうまくいくどころか思ってもないようなことになって終わってしまう事が多いね。もしくは、それなりにできたとしても、それならもっとこうすれば更に良くなったのにという欲が出てしまい、やっぱりくよくよ後悔したりする。いずれにせよ、結果的に不満足な感情でもやもやするわけだ。そう、あなたはその時でも0か100かで決めつけてしまうがあまりに、仮に周りから絶賛されていようが、次なる課題で頭がいっぱいになってしまっているわけだ。

いつものこと

だいたいのことに対してすぐに結果を点数にしたりする。今回はまずまずで60点だとか、ややうまくいったと思い込んで80点だと思う。そもそもその点数化は学校教育や会社での査定の癖みたいなもので、行き過ぎると他人に対しても点数をつけたりする癖がついてしまう。点数が絶対化して独り歩きしてしまうと、もはやすべての出来事はあなたの点数で評価されるだけになってしまうね。もちろんそれは一つの視点ではあるけれども、たった一つの限定された問いに対するたった一通りに答えに過ぎないことを忘れてしまう。そうやって評価する癖がついてしまうと、あなたの世界はたった一つの問いでできているそれになる。そうではなく、物事を多面的に見る機会ををもっと持つことで、あなたは柔軟でしたたかになれるというのにね。自ら問いをたくさん立てられることで、答えはまさに問いの数だけ無限に存在する広大なそれになるからだ。

視野を広げる

だから、もし狭い視野の中で汲々としているのなら、それを広げるようにすればいいだけだね。そしてその方法は先に述べたように、いつもの癖でたった一つの問いに対する答えを出す癖を止めて、新たな問いをどんどん作り出す工夫をすればいいだけだね。作戦Aがだめだったら、作戦Bを生み出せば良いだけだ。そうやってあなたの引き出しをどんどん多くすれば、もはや物事は良い悪いというデジタルでは判断することはなくなるはずだ。あなたが無意識に信じてやまない評価や結果は、実はとても狭隘なものでしかないことに気がつくわけだ。考えてみれば世界は本来広大なものなのに、あなたがそれをとても狭い世界に閉じ込めてしまうから、本当はそんなことでつらく苦しい思いなんてしなくてもいいことをわざわざしているだけのことだ。そういった小さな価値観ですべてを測る癖をやめてみよう。それにはもしかしたら、もっと知見を広げるような活動が必要かもしれないね。さらにそうするためには何でも面白がって関心を向けるということも大切なのかもしれないよ。