とりあえず笑ってよう
直感
なんとなく嫌な感じがするようなことがある。それはできれば避けた方が良い。もちろん、すべてにおいてそれができる状況ではないこともあるから、仕方がなくやることもあるだろう。でも、それ以外であれば避けるべきことであるね。もちろんそれには明確な理由もないし、誰かにきちんと分かるように説明することができないことかもしれない。でも、あなたの心が踊らないそれをしたところで、どんな結果になろうともあなたは手放しで喜べないことが多い。もちろん食べず嫌いのようなもので、その原因が過去のトラウマによるものであることもあるから、やってみたらそうでもなかったというケースもあるだろう。ただ、直感と理性のちぐはぐさがそこにあれば、できることなら直感を優先した方がいいという根拠は、あなたがそれを楽しめるかどうかという点を重視しているからだ。楽しめることがたとえうまくいかなかったとしてもそんなものだと思える。ところが、いやいややったそれは、後々までにインパクトを及ぼすような苦い経験になってしまうからだ。
恐れ
そういう苦い経験は、あなたをネガティブにしてしまう。また嫌な思いをするかもしれないと恐れるあまりに、すべてがそんなふうに見えてしまうね。そうすると、あなたが楽しいと思える直感がどんどん変化して、すべてを恐れるようになる。恐れる思いばかりが強くなってしまうと本来楽しめたことすらそうは思えなくなってしまうからだ。せっかくのチャンスを見送ることで現状維持を好むようになるし、チャレンジなんてとんでもない冒険と化してしまう。コンサバに生きることが精一杯で、仮に面白そうなことが目の前にあったとしても、手放しですぐに飛びつくことさえ躊躇してしまうようになる。もはや家にこもって一歩も外に出ないことだけがあなたの安心となってしまう。それの一番の弊害は、新たな経験を積むことが少なくなって、あなたの世界がどんどん狭くなってしまうことだ。狭いままずっと閉じ込められてしまうから、時代の変化にも対応できず、あなたは過去に閉じ込められてしまう。その結果、あなたはずっとアップデートすることができずに、旧来のあなたのままで成長することさえ恐怖に感じるようになってしまう。
殻を破る
あなたの直感を錆びさせることなく、できれば少しずつでも磨いていくことこそが、あなたが気楽に毎日を過ごすエッセンスだね。楽しみを見つけて歌って暮らせる毎日が目の前に用意されていることを、いつまで経っても見つけられずに恐れに支配されるがあまりに、懐疑心だけがどんどん大きく成長していくことになる。そうなると誰も信頼できず、騙されてたまるかとほころびばかりに目がいってしまう。そのチカラが強くなるにつれて、あなたはあなた自身にもその牙を向けることになる。すべてが灰色の世界となり、どんどん悪循環にハマってしまうのはそのせいだね。騙されたところで、裏切られたところで、それはそれで一つの経験に過ぎないのに、それを避けるがあまりにあなたはあなたさえ信じられないままで生きることになる。本当の強さは、たとえ逆境に陥ったとしてもそこで大笑いできることなんだよ。笑いはすべてに始まりであり、笑えばすべてが無に帰する一つのパワーであることに気が付かずにいる。さぁ、今日もできれば笑って過ごそうよ。ならば最悪だと思っていたそれらは、自然とどこかに消えてなくなるのだからね。