不自由の中の自由

日々

お好きなように

あなたの人生は一度きりで唯一無二のものだね。だからもちろん好きにすればいいのだけれども、あまりに好きにしようとすると苦しみが増えることになるのはどうしてだろうね。それにはちゃんとした理由があることに気がつくだろうか。それは、あなたが好きに生きようとすると、それが最大の問題としてあなたの前に立ちはだかるからだ。あなたが思うままにやろうとしても、それを阻止する様々な問題が次々と現れてしまう。それは、あなたがあなたの好きなようにしようとするからであり、ある程度の制限とかルールを自ら課すことで、それらの障害は解決可能なものとして存在するわけだ。すなわち、夢を自由に叶えようとすると膨大な課題がそこに横たわるけれども、限られた時間や成約の中で、最低限達成できる夢へと変えることで、皮肉なことに実現可能性が高まるわけだ。

制約とか制限

あなたが叶えたい希望や夢を抱いたとき、それらを阻害する要因が山のように生まれてしまう。ああ、やっぱり好きなようにはできないのか、と諦めてしまうかもしれない。けれども、それはあまりに自由過ぎて、もはやあなたの手に負えないほどになってしまっているからだね。そうではなく、今できることを限定して、それに伴ってかなり制限されたルールを自ら設定することで、その狭いかもしれないけれども構築した枠の中でできることが見つかるわけだ。あまりに広大な野原で好きに駆け回っても良いと言われたところで、どこに向かって走り出せばいいのかという難題に悩まされるのも、そのせいだね。そうではなく、ある程度の垣根を自ら構築することで、その範囲で駆け回ると設定すれば、あなたはそれこそ水を得た魚のように楽しく駆け回ることができる。それ故あなたを完全に自由にしてくれないルールや制約は、実は自由のためには必須なことなんだね。

ドリームキラー

夢を語ると、どうせ無理とあなたを頭から否定する人がいるのも、それがあるルールに基づくものであれば実現可能だということの証左でもある。しかも、そのどうせ無理と伝えてくれているのは、あなたが垣根を取り払いすぎていることの警告でもある。だからそういう意見を忌み嫌わないで、それらの貴重なアドバイスを活かして、あなたなりの垣根を構築することを始めるといいね。そうすれば、その制限やルールの中であなたは本当に自由になれるわけだし、それに飽きたら、垣根を広げる方法を知ることができるわけだ。全く何も無い野原を駆けずり回っていても、あなたの実現したいそれに近づくことは奇跡に近いわけで、そのうち疲れて立ち止まってしまうね。それを助言してくれているのが、あなたの夢を否定するように見えるアドバイスなんだ。あなたが良くないと思いこんで譲れない制約とかルールは、あなたの夢や自由を束縛するものではないということだよ。むしろそれらがあるからこそなんだ。