知識と実践
学び
真の学びとは、将来の不安を打ち消すことにある。もっと具体的に言うと、誰もがまだ見ぬ未来に対して、期待と恐れを感じている。それを打ち消すためには、大きく二通りあって、一つは、不安を見ないふりをすること。もう一つは、先手必勝と言わんばかりに、あなたが自ら将来を生み出す知見を得るということだ。日々何が起こるかわからないまま恐れおののいているのは得策ではないことは自明のことだね。だから、何が起こるかわからないけれども、それを可能な限り予測をして、それに対して備えることが一つ。もしくは、あなたが将来の舵をとって、あなたがまだ見ぬ未来を開拓するように自発的に行動すること。さて、もちろん未来のことを寸分違わず正確に予測することは誰にとっても困難なことは間違いないわけで、どちらの作戦があなたによってよりぴったりとフィットするかかどうかという問題となるわけだ。
先行投資
まだあなたが知らないことを積極的に学び続けることで、そういった未来への漠然とした不安を打ち消すことができる。なぜかというと、それによってあなたが未来を生み出す元になることができるからだね。わからないことばかりなら、あえてあなたがそれを分かる範囲で引き起こすことで、未来を確定しようとする試みだからだ。もちろん、思っているようにはいかないことが多いだろう。けれども、先にあなたが動くことで、その要因と結果はあなたが全く知らないことではなく、限りなくそれに関連する結果を引き起こすことができるかもしれない。もちろん予想した結果とは違ったものになることが多いのだけれども、それでも引き起こすという先回りした行動によって心の準備は十分にできている状態ではあるね。そうやって、とりとめもない不安から少しばかり逃れることができるわけだ。
思考停止
ところが、すべてがなすがまま、なされるがままの受け身であると、できることといえば祈りぐらいしか残されていないね。夢を見るのはあなたが何もしていなくてもできる。けれども志を持とうと思い立ったら、すぐさまあなたから行動をしないといけなくなる。それらの違いはシンプルに能動的なそれか、受動かによるものだ。なにもしないでただただ与えられるのを待っているだけでは、未来への不安は大きくなる一方で、不安を打ち消すための行動をすることで、それを帳消しにできるかどうか。その原理はとてもシンプルだ。自発的な学びとは誰かの言っていることを単に座って聞いてるいることではなく、それを元にすぐさま行動してみることができるかどうかにかかっている。たくさんの書籍をいくら読破して知識を得たとしても、それが知恵と変わるのはあなたがそれを実践したかどうかにかかっている。さて、あなたはどのくらい実践できているだろうか。夢と希望を実現するために今日は何をしてみたかな。