あなたのファンだけに
歌い続ける
歌うように人生を過ごせたらいいね。さて、あなたは歌い続けているかな。歌を忘れたカナリアなんていう言葉があったけれども、だんだんいろんなことを知るうちに、あなたの顔から笑顔が消えていく。一見クールで冷静沈着のように見えて、心は踊ることも少なくなったね。いつも些細なことでワクワクして過ごしていたあの頃と比べて、今となっては少々のことでは動じない心に鍛え上げられたとも言える。けれども、いつかのあの頃のように、いつものことでも期待に胸を膨らませて、指折り数えて楽しみにしていることも少なくなったのなら、ちょっと今の生き方を見つめ直した方がいい。あの頃と今は何が違うのかを考えてみても、実は何も変わってないのだからね。それに対してあなたは敏感に反応するのをやめただけだ。それは省エネとデフォルメが上手になっただけだね。無駄にエネルギーを消費することをやめたところで、あなたの一度きりの人生の彩りに影を落とすだけだ。
心の声
あなたの本当の心の声に従うと、色々と面倒なことばかり起こる。だから、本音は隠してどうでもいい相手に合わせて波風立てずに生きるようになった。それは、心の平穏をもたらすことがある一方で、心躍るような人生を捨てたことになってしまっている。かといって、あなたの本音を真正面にぶつけると、いろんな障害が起こってうんざりするだろう。どっちを選ぶかという点で行くと、大人になるにつれ無用な衝突を避ける方向に舵を切ったわけだ。そうすることで、あなたはいい人になって、なんの変哲もない無害な人になることで人間関係を穏やかにしてきた。その結果、影で愚痴を言ったりするようになったね。あるいは、ストレス解消とばかりに、享楽にふけることも増えたわけだ。そもそもそんなことは必要もないのに、それがなければ生きる拠り所を見失ってしまうぐらいになっているわけだ。それは果たして穏やかに人生を過ごしてるといえるのだろうか。
後悔
そうやって、多くの人はやらない後悔を積み上げていく人生を送ることになる。本当はこうしたいと思っていても、そんな出過ぎたことは誰かに叩かれ、潰されてしまうと思ってごまかしている。そんな面倒ごとになるのならば、何もせずこのままじっと過ごしていれば良いと自分自身を説得し続けているわけだ。けれども、それにはかなり無理がある。だから、大きなストレスとなって、時には心を病んでしまうわけだね。その解消をするのに失敗すれば、それはそれであなたにとっての汚点が増えていくわけだ。そんな風になるのならば、いっそのこと普段から素直になればいい。あなたを嫌う人は10人のうち1人はいる。そしてあなたを愛おしく思ってくれる人は2人だ。それ以外の7人はどうでもいい人たちだとすれば、どうでもいい人を気にするのはやめよう。さらには1人の嫌な人のことに注意を向ける必要もない。あなたを慕う2人だけの声を聞いて、のびのびと生きることをおすすめするよ。