できないことができる
できない
あなたにとって苦手なこととか、無理だと思っていることがあるだろう。それは現実的に分析した結果、どう考えてもできないからそう思っている。もちろん、今からオリンピックで世界一を目指すとか、なにかの専門家になるには時間がかかりすぎるとかそういう類のことをやるべきだと伝えるつもりはない。けれども、その壁は実在しているようで、結構あなた自身がそれを設定しているだけでおおよその想像上のものでしかない。だから、いつでも遅すぎることはないのはそういう意味で捉えると良い。今更と思ってしまうことは避けられないかもしれないけれども、もしかしたらどうにかなるかもしれないと思うことの方があなたを幸せにすることが多いのは間違いない。それが可能性は無限であると言われる所以であり、やってみればその壁を超えることはあなたが思っているよりは簡単なことが多いと感じることが多いのもそのせいだね。
成長
あなたがそうやってもやもやしている間に、いろんな助けを借りてコツコツと基礎を繰り返しやっている人がヒョイとあなたが思う壁を乗り越えてしまうことを目の当たりにする。とにかく頭の中であれこれと制限事項を探す時間があるのならば、まずは手を動かしたりして実行することの意味はそこにあるわけだ。もちろん基本的なことをすっ飛ばしてうまくやってやろうとすると、その次の壁に阻まれてその先へ行く道筋が見えなくなってしまう。愚直に基本を繰り返しやっている人が凄い人に見えるのはそのせいだね。しかもそれを楽しんでいる人は難なくクリアしているように見える。でも当人はあなたが思っているぐらいに苦しんでいるわけではなく、ほら見たことかと言いたいあなたをサクッと裏切って好きだからやっているだけだと言うことが多い。そんな状況だから、ますますあなたは焦って苦しくなっている。そうして自ら無理という壁をさらに高く積み上げてしまっているわけだ。
新しい世界
ならばと意を決して、基礎から学ぼうといろんな補助教材や資料を見ながら始めたとする。もちろんなりたいあなたはずいぶんと先でそればかり見てしまうと、そこに希望を見いだせないままかもしれない。そんなだから、今日一日も結局はあなたが目標にしていた学びを得られなかったと思い込み、何もしない日々が過ぎていくような気がしている。でもある日突然気がついたら扉を開いていつの間にか新しい世界にいることに気がつくだろう。それまでおそらくはそんなあなたになるなんて思いもよらなかったことが、少しずつ気がついたらできるようになっている。そんな足元の世界の変化を過小評価しがちだから、何もしない、何もできない日々と大まかに分類してしまっている。それが本当にそうであっても、何もできない日は何もできないということができた休息日でもあるわけだから、結局のところ何もしない日なんていうのは存在すら疑わしいことに気がつくだろう。そうあなたの人生にはすべてそうするために用意されているわけで、どうあってもあなたが思っている以上の何かをしている日々となる。なら、どうせ無理だと諦める前に、資料を調べたり読んだりするような無理なくできることからやればいいだけなんだよ。