幸せの正体
嫌いなこと
もう、あなたは嫌いなことを考えている時間はない。そんなことで時間を浪費しているのならば、その真逆の好きなことだけを考えていれば良いね。嫌な思い出に浸っている場合ではなく、これから起こる未来へ思いを馳せたほうが幸せな時間が増えるわけだ。もちろん、そう思わなくても時折あなたの脳裏によぎることがあるだろう。けれども、そんな暇は多くは残されていないわけだ。そこで、あなたは今から全力でできることに専念するようになる。そうすると未来は今作られるわけだから、今すぐにあなたは幸せな人生へと変わることができる。くよくよ過去を後悔したところで、陰鬱な時間が過ぎていくだけだ。それをゼロにすることは難しいかもしれないけれども、できるだけそれらを踏まえて次どうするか、だったらどうしようか、と前向きに考えることがあなたの人生の分岐点となる。人生はそれほどまたたく間に終わってしまうのだからね。
忘れる
そう、これまでのことを誇りに思ったり自慢したりしたくなるだろうけれども、それも人生の無駄遣いだとも言える。そんなことよりも今あなたができることを探した方が結局のところさらなる武勇伝が生まれるからだ。過去の栄光にしがみついている様子は、流れに逆らって踏ん張っている巨石みたいなものであって、いずれそれも流れによって鋭く尖った角が丸くなってしまう。いつまでもそんなとんがった功績を自慢し続けようとしても、結局のところたいしたものではなくなってしまうわけだ。だからこそ、それらは今すぐ忘れてしまった方がいいね。そんなものを拠り所にしたところで、次第になんてことのない小石に変わってしまうのだからね。万物は流転するわけで、状態はいつまでも同じではない。あなたの功績も同じく、そのときにそうだっただけであって、今となってはなんてことのないものへと変わり続けているのだからね。まずはそこに気づくかどうかで、あなたの未来は大きく変わってしまうわけだ。
エネルギーの法則
かつてがそうだったように、無我夢中でそれこそ命がけでやってきたことは、あなたにとっての栄光そのものだろう。それが輝いていたのも、あなたがその当時に全力を注いでいたからだ。ただし、もはや過ぎ去った過去になってしまった今に、それを追体験することは不可能だ。そのときはそうだったし、それなりによくできたことであっても今はそれをどうすることもできない。なら、今できることはなにか。それは、その当時にできなかったことをやり続けることだけだ。だから、偶然にうまくいった棚ぼたなことは意味がないわけだ。それは同じ境遇に出くわさないと再現ができないからだ。そうではなく、あなたが情熱をむけたことに関しては、同じようにはならないとしてもそれを注ぐことで新たな何かを生み出す可能性が残されている。とは言っても、もう残された余裕はすでに少ないとならば、今に全力投球するしかないわけだ。そうして無我の境地になってあなたが世界と溶け込んでいることが、実は幸せの正体なんだからね。