たまには揺さぶってみよう

日々

先行き不安

あなたはいつも先行き不安に苛まれて、何をするにも億劫になっているね。何かをやろうと思ったところで、それをやると失敗したり面倒なことが起こる可能性を否定できないからだ。なるべくならやったことがないことは避けて、どうしてもやらなければならないことは、これまでかなりそうしてきた手慣れたことにしたいと思っている。その根本は、面倒事や失敗を避けようとしているわけだ。けれども、面倒事や失敗から今のあなたはできているわけで、それを全くやらないままだといつまでもあなたはアップデートできないままになる。それも奇妙なことにまだ何もしていない状況でそう思ってしまっている。面倒事や失敗が必ず起きるとなぜか確信しているわけだ。もちろん、災いごとを避けるのは本能であり、あなたは危険を冒してまで無理にでもやらなければならないことはなにもない。あなたの心配しているレベルはそんな大層なものでもないのに、何かをやろうと思った瞬間にあなたの顔は曇り始めるわけだ。

嬉しい誤算

それでもやりたいという気持ちが勝てば、いやいやながらも挑戦することになる。大抵の場合は、思っていたとおりにはならなかったわけだけれども、だからといって心配していたほどの面倒事や失敗は起きない。それを嬉しい誤算だと思って喜んでいることが多いだろう。絶体絶命のピンチであっても、命まで取られるほどのものはよっぽどのことで、多くのあなたの心配は杞憂に終わることのほうが多いだろう。いつからかあなたは最悪の事態ばかりを想定する癖がついてしまって、やったことがないことを必然的に避けるようになった。その結果、あなたの成長がとても僅かなものとなってしまった。だから、まだ見ぬことをやるなんていう決断もどんどんできないままになっている。一方で、新しいことにどんどんチャレンジして小さな失敗をし続けている人は、まぁ、そんなものだろうという慣れによって次のステップがとても身軽になっている。嬉しい誤算をそのままにせず、そこから何を学ぶかが次のあなたを作るわけだね。

厄介事は経験

やらないままに過ごせばそのままのあなたがそこにいるだけだ。けれども挑戦してたとえ面倒事が起こったとしても、そこから学ぶ経験や、隠されていた関係性などに気づくことができるわけだ。信頼していた仲間でさえ、あなたが窮地に立ったそのときの発言や行動を見ることで、本当のところが垣間見えるわけだ。そのことはとてもありがたいことで、あなたはそれによって次の一歩をどうするかを決める情報がそこから得られるわけだ。何もしなければ口先だけの夢にとどまり、あなたがアクションを起こせばあらゆる現状が丸裸になる。実はそれがいちばん重要なことだね。それによってあなたの世界を再構築することができるからこそ、チャレンジがなんとかうまくいくヒントになるわけだからね。口裏だけ合わせる仲間とともになにか新たなことをやろうとしても、結局のところ最悪の結果になるのはそういうことだ。すなわち常にアクションを起こし、やらかしたものが本当のことを知るようにできている。さて、それを知ってあなたはどうするかな。