ずっと夢見ていたい
見たいもの
あなたがいつも見ている日常のそれらは、実はあなたが創り出している世界でしかない。それなのに、あなたが思うそれとは違うことばかりが起こっているのは不思議なことのように思うかもしれない。それでもそれらを含めてあなたが見たい世界が間違いなく見られている。そう言われたとしても腑に落ちないモヤモヤが残るだろう。それもその通りになっている証拠でもあるね。幸せを願うためには、今がそうでないという状況がなければならない。お金が足りないと思う状況を自ら生み出すことで、もっとお金がたくさんある世界に思いを馳せることができる。あなたが望まない世界は、あなたが望む世界にとって必須なわけだ。仮にすべてが叶った後の世界は、想像すらできないだろうけれども、おそらくそれは無に帰する世界だ。すなわち、あなたが全く溶けてなくなるだろう。要するに、あなたは無意識にあなたを際立たせる境界線を強調する状況にすることであなた自身を堪能しているわけだ。
叶わぬ夢
夢は叶わないからこそ、夢のままでいられるわけだ。すぐさま叶ってしまうようなことは、あなたは夢という分類には含めないね。叶えることがとても難しいからこそ、夢に希望とロマンを楽しむことができる。こりゃ大変だと思うことを堪能するためにね。だから、例えば目の前の100円払って買うことができるミネラルウォーターなんかを手にしたところで、あなたは感動すらしない。しかし本当にそうだろうか。あなたが普段無意識にそれぐらいのことはすぐにできると思いこんでいるそれらも、実は誰かにとっては叶わぬ夢であり、そうなったらどれだけ幸せで安心できるかなんて思っていることさえ理解できない。もちろん社会情勢や経済的環境によって大きく異なれば、いわゆる常識や当たり前の世界は全く違うわけだ。けれども叶わぬ夢はどんな世界でも存在しうるのは、やっぱりそれぞれの環境によって生み出されていることなんだ。その内容が違うだけで、夢は夢としてそれぞれで抱くことができることこそが奇跡なんだ。
比較
だからといって、貧困層を見て恵まれていると思えと言われても、理屈では理解できてもあなたが住む世界はそうではないのだから無理があるわけだ。相対的にどうかというよりも、あなたはあなたの今置かれた状況に夢という花を咲かせている。それが希望の灯火となって、あなたはアクションを起こすきっかけができるわけだ。要するに行動するためのモチベーションであるわけだね。夢は思っているだけではずっと夢のままで維持できる。けれどもそのために行動を開始した瞬間にそれは叶う可能性を帯びてしまう。あなたがいつも後悔しているように、今日もそのために何もしなかったと思っているかもしれないけれども、実は夢を持ち続けることでそこに希望を見出し続けたいがためにそうしているんだ。だから何もできないまま終わったとしても、それはそれで重大な意味がそこにある。だから何も心配はしないでいいわけだ。今日も何一つできずに夢に近づけなかったとしても、それはあなたがそうしたいからそうしたんだ。ある意味その夢はいつも叶っているわけだからね。