宇宙の欠片

日々

惨めさ

あなたが人と比べるとき、必ず惨めな思いをすることになる。なぜならあなたは全体のある部分のピースであって、その他のどれでもない。だから誰かが持っていて、あなたが持っていないものを探した瞬間におそらくはたくさん見つかるだろう。それはある意味当然なことだ。なぜなら、全体の一部であるあなたは、そのある部分だけをもっているからだね。あなたはあなたであるそれを大切にすればいいだけのことなのに、あなたが持っていないものを他に探したりするからだ。あなたは全体の一部だということさえしっかりとわかっていれば、違っていて当然だし、それに優劣はないことがわかるだろう。だから、人と比べるなんていうのは本来無意味なことでしかない。パズルのピースが誰かと形も絵柄も違うことを一人勝手に悩んでいるみたいなものだから、とても滑稽なことなんだ。違っているからこそ組み合わさったときに価値が生まれる。同じであればどちらかが余分なピースとなってしまうのだからね。

あなたらしさ

あなたはそういう意味では、唯一無二の存在であることは間違いない。他の誰とも似てなくて、他の誰とも同じではない。それは自然の木々を見てその葉っぱ一枚一枚をよく見てみればすぐにわかるだろう。同じような葉が無数に小枝についているけれども、そのどれもが同じ葉が一つもない。けれどもそれらが木々の全体をそれぞれにしっかりと演出しているわけだ。大きなくくりで葉っぱがそこにあると思っているだけで、それらが仮に同じ葉であればすぐに違和感を感じるだろう。あなたも例外ではなく、そういう大自然の一部であるからこそ、この世界全体には必須であるわけだ。だから何か惨めな思いを感じたときは、必ずそれはないものねだりだと言えるし、あなたが誰にも真似できないものをしっかりと持っていることを忘れてしまっている状態だとも言える。あなたはあなたしか体験していない思い出があり、それはどうやっても誰かに真似されたり奪われたりすることはないのだからね。

奪われない

誰かと同じような人生を目標にしているとき、あなたは劣等感しか感じることがない。逆に言えば同じような人生を目指しているからそうなってしまう。そのときはあなた本来の役割や使命が見えていないときだ。そもそもあなたは誰かに憧れたり、それを真似したりする必要などない。それぐらいにあなたの存在は強烈に全体の一部としてしっかりと調和がとれている。もしなにか惨めさを感じたときは、あなたしか持っていないものを思い出すといいね。あなたにはあなたにしかわからないこれまでの奇跡が必ず備わっている。それを磨いて行けばいいだけなんだ。それに気づけば、他人を恨めしく思うことも、憧れることもきっとなくなるだろう。それはとてもシンプルな世界で、あなたはそのままでいいし、そのままで誰かに憧れられる存在であり、誰にも真似できない孤高の存在なんだからね。何をどう見ているかでこれほどまでに世界は一変するのだから、もう誰かと上っ面で比べることはやめていいね。