今できること
やるなら今
どうせやらなければならないことを先延ばしにしていると、結局はそればかりがどこかでずっと気になって今を楽しめなくする大きな原因となってしまう。だとすれば、今やれることを少しずつでもやったほうがいいね。もちろん、面倒だとか、どこからやればいいのかとか、思い悩むことがあるから重い腰が上がらないわけだけれども、そんな大掛かりなことでさえ、その前段階としてやっておいたほうがいいと思うことを見つけて、小さな一歩を踏み出すことで今を心置きなく楽しめるようになるわけだ。もちろん、短時間でできる見通しが立っていれば、それは一旦忘れて他のことに没頭することもできる。だからその場合はすっかり忘れるのもいい。けれども、忘れようとしても忘れられないぐらいのなにか引っかかりがあるのならば、やっぱり今すぐ何かを始めてみれば、かなり精神的に楽になるに違いないわけだ。
目的と手段
忘れようにも気になる大掛かりなことや、大事だと思っていることは一筋縄ではいかないことが多い。だから段取りを立てて、やることを分解していくわけだ。そのためには最終的な成果物をまずはイメージできなければならない。もちろん、そこの精度で思っていたのと違う結果になることが多いのだけれども、まずは何がやることで、何をやらないのかをはっきりとわかるまでに精査したほうがいいね。ぼんやりとなんとなくだと、逆算して段取りを立てるのも難しくなるからだ。だから困難や面倒事やできれば避けたいと思っているそれらに、実はしっかりと目を見開いて対峙することが結局のところ乗り越える施策だとも言える。嫌だなぁと思うことはできるだけ見ないほうが幸せだと思っているから、それはちょっと苦痛だと思っているだろう。けれどもそれはかえって鈍痛のような苦しみを長引かせてしまう。本当はそれとは真逆な姿勢がすべてを短期間で解決できるわけだ。
思うがままに
その仕組みをうまく利用したほうが楽になれるとわかったところで、やっぱり最終着地点がよくわからないことが多いだろう。そういうときは、とりあえずは思いつくことを次々と無理なくやってみるのが一番だね。結果それらは直接的には作用しない徒労に終わるだろう。けれども、今できることを探して何かをやってみたということで、実はそのぼんやりとしたモヤがどんどん晴れていくわけだ。曇り空に風を吹かせると雲が移動して青空が見えるようにね。あなたがなにか行動をすれば、必ずなにかに影響と結果をもたらすことができる。思案に明け暮れて何もしないで悩み続けたところで、雲の晴れ間は望めないわけだ。だから、どうせムリと言わずに、とりあえずやってみてやっぱりムリだと納得したほうがよっぽどましなわけだ。だからあなたがやろうとしていることに口出しをする人を相手にする必要もない。そんな人には口だけ出すのではなくて、手を貸してくれよと頼んでみるといい。そこで本当の仲間かどうかがわかるからね。