やりたいことを今すぐやろう

日々

今を生きる

将来のために今を犠牲にするのは努力とか忍耐とか呼ばれる事が多いけれども、やめたほうがいいね。これをやっとけば将来安泰だとか、今我慢するときだとか、それらはすべて詐欺であるに違いない。友人が遊んでいるときに頑張って、その努力が実って周りを蹴落とせ、あなたに優位性が生まれるなんていう考えがいつの間にか当然のようになってしまっている。それはそんな将来が来たときに成立する保険のようなもので、その将来が必ずやってこなければその我慢は報われないだろう。同じように現代の若者たちは、今やりたいことを我慢して勉学に励むことを強いられている。一番手に入れたい文明の利器でもあるスマホやタブレットはまだ早いと与えてもらえない。とても楽しくてしたいゲームがあるのに、それらは大人になったらいつでもできるからと取り上げられている。すべては、良き生活のためだと親も先生もそれを信じている。けれども、信じているだけで本当にそうなるかの保証と責任は誰も取れるわけもなく、取るつもりもない。

楽しむこと

なんでも、今を楽しむことが不謹慎だと思っている。でも今という時間を楽しむことしか人生においてはできないと言うのにね。だからといって、自堕落になって問題を先送りして生きろと言っているわけではない。けれども大抵の場合その問題とやらは、時間が経てば自然と解決することが多い。それまでちょっと寝かせておいたほうがいいことだって多い。それなのに、ずっとそれを抱えなさいと指示されてしまう。もちろんそれは無視することはないけれども、だからといってあなたのパワーのすべてをそこに費やすのは非効率だね。何事にもタイミングは大切なんだからね。それを逆手にとって今はゲームをする時間ではないとか、したり顔で大人たちは言うけれども、勉強は今しかできないかと質問してみればいいね。その本質はなにもあなたのためを思って言っているわけではなく、それを装って親や先生の思い通りにするという願望を押し付けられているだけに過ぎないわけだ。

行動力

そんな一方で行動力が大切だと言う。やりたいことを先延ばしするのではなく、今から少しずつでも始めることが大切で、かつその行動によってやる気スイッチが入るわけだ。やる気になってからやろうとしてもうまくいかないのは、やる気はまずは行動することで起こるらしい。だから、やる気が出てからやるというのは矛盾していて、気がついたらやっているから、それに対してすごくやる気にみなぎってきているというのが正解だ。誰にとっても今日が一番若い日なのだから、今ウジウジしていても時間だけが経っていくだけだ。お金にせよ時間にせよ、それらは上手に活用してこそ意味が生まれるものだ。唯持っているだけ、ただ過ごしているだけでは何も生み出さない。今を大切に生きようと言いつつも、まだ見ぬ未来のためだけに時間を使おうとしても、それは悪手だ。空に向かって絵を描いているようなものだと言ってもいい。それならやりたいことを散々やってとっとと失敗すればいい。それは経験となって後は成功しかなくなるのだからね。