小さな冒険計画
先々のこと
少しでも考えてしまうと未来が不安定になる。だから考えすぎるのは大抵の場合はあまり良くないとされている。考えるばかりにエネルギーと時間を費やして、結局のところあなたは何もしない日々を過ごすことになるからだ。良いなと思ったらとりあえず後先考えずにやってみる。それでうまく行かなかった部分は修正すればいいだけのことだ。これもあなたの思考の癖として、うまく行かなかったから失敗したと早々に結論づけてしまうね。失敗なんていうのは究極的にはあなたの人生の総括するポイントで見極めるべきものであって、まだそこまでも到達していない段階で結論を急ぐとやっぱり見誤ってしまうわけだ。すべてが100点満点で思っていたとおりにならないことを失敗と呼ぶのであれば、あなたは成功したことなどないだろう。そうではなく60点や70点で十分にあなたにとってのやりがいがそこにあったはずだ。
完璧主義
いつの間にかあなたは少しでも望み通りに行かないことでさえ、忌み嫌うようになっている。それは格好が悪いとか、恥ずかしいとか、馬鹿にされたくないとかいろんな外部的要因からきているね。むしろこの部分をよく考えてみてほしいのだけれども、仮にあなたのいう大失敗をしたからといって、それがどうなんだ、ということをね。最悪死んでしまうということしか思いつかないだろう。大げさに考えて命に別状がないのであればそれは本当に失敗なんだろうか。点数化すれば20点とか30点が最悪だと思っているかもしれないね。学生時代の経験からそれだと進級できない点数だからだ。ところがこれまでのチャレンジしたことを冷静に点数で評価してみたら気づくだろう。そんな点数は無いといえないまでもそれほど多くないことをね。だから、いろんなことがあったにせよ、あなたが思っているよりも首尾よく人生を謳歌してきたとも言えるわけだ。
調和
あれこれと思い出したり、気に入らないことや心にひっかかることを考え始めると夜が明ける日もあるだろう。そんなときは、できればゆっくりと過ごすことができればいいね。もちろん現代社会ではそうはいかない事情の方が大きいだろう。そうした現象はほとんどある大きな流れから身を離しているパターンが多い。気に入らないのならその場で対応できたはずなのに、それがうまくできなかったから心にずっともやもやが残っているわけだ。でもそれはあとからそう思っているだけで、あなたがそうしなかったことがある意味ベストだったわけだ。だから、もっとあのときこうしていればという理論は、あとがきみたいなものでほとんどは言い訳みたいなものでしかない。それを楽しめるぐらいの回顧であればいいだけの話だ。だからたまに寄り道してもそれは小さな冒険となり新たな発見につながる。でもずっと寄り道して本来の道に戻れなくなってしまえば、本末転倒だね。あなたの言動や直感は自然の流れそのものである。それを少しだけ歪めてみたいのもアリだ。けれども行き過ぎるとあまり良くないのはそういうことだね。