ライフハックとは

日々

ライフハック

問題解決を自力でできるようになると、未知の問題に対応する力が身につくね。誰もがそれをしたことがないけれども、なんとかあなたはそれらをやりこなすことができるから、そこに価値が生まれるわけだ。この場合の価値は現代の資本主義社会ではお金と直結しがちだけれども、本質はそこではない。どんな人であっても、いろんな出来事が起こるわけで、それに対してどのように乗り越えていくことができるのかが問われている。たまたま先人が同じような状況のときに、こうすれば解決できたよという情報に触れることができれば、その一助となるだろう。けれども、やみくもに調べてみたところで、そもそも現在の状況がどうなっているかをしっかりと把握できていなければ、的確な情報にたどり着くことは不可能だね。だからまずはあらゆる手段と経験をフル動員して現状把握に注力することが、問題解決の第一歩となる。最近ではよく言われている言葉である、人生をより楽しく豊かに過ごすためのライフハックの本質はそこにある。

便利な生活

ところが、ライフハックという人生をプログラミングのように自力で解決していくコツやフレームワークを指す言葉が、お手軽で便利な人生を送る裏技のように使われてしまっているね。ここで大事な問題としては、お手軽に過ごすためのコツと、自走して自力で未知の問題解決を図ることとは雲泥の差があることだ。一般的にプログラマーと呼ばれる未知の問題を解決してくれるような人が評価されているのは、まさに誰もが困っていることを解消してくれるからであり、思っても見なかった世界をそこに出現させてくれるからだ。ところが、インターネットで情報をやみくもに調べて誰かがどういうつもりで記したかどうかも怪しい記事をもって、それっぽく語る人が増えてしまったね。もちろんそれが偶然にも解決方法としてフィットしていることもあるので、一概にそれを評価することはできないだろう。でも、それが自らのスキルと入れ替わって勘違いしてしまうと、本来のあなたの能力すら使わないままになってしまうことに注意はしたほうがいいね。

仮説

人生という課題は、まずは問題が発生したり課題が出現し、その現状をできるだけ把握することから始まるわけだ。すなわち何が起こっていてどう困っているのかをしっかりと調査する必要があるね。その上で、おそらくここが一番の原因ではないかとあたりをつけるわけだ。すなわち仮説を立てるわけだね。その仮説に基づいて改善策を模索し、実行してみる。その結果はどうであったかも注意深く観察して、問題がそこで解消されたのか、全くの見当外れだったのか、それとも悪化したのかという状況把握を繰り返す。その結果をまた新たな仮説を立てるためのデータとして活用し、次善策を立てて実行してみることの繰り返しとなる。そのスピードと効率を上げるためには、仮説を立てる状況把握の正確性や、仮説の精度を上げることが必要なこととなる。すなわち現状をいかに正しく把握できる力があるかどうかにかかっている。それができる人は同時に未知の問題を解決できる人となるわけだ。