小さなほころび
突破口
何事も最初はほんの少しのエネルギーで始まる。それはほんのちょっとした傷あとかもしれない。大きく見ればなんてことのないものから、それが少しずつ他に影響を及ぼし、やがて信じられないくらいの大きなうねりとなってあなたの手から離れていくわけだ。そうなるとあなたがどうこうするような状況ではなくなり、ただただ身を任せて見守るぐらいしかできなくなる。なにかを成し遂げる前には、それ相当の手間暇やエネルギーが必要だと計算してしまって、それは無理だ、なんて決めつけてなにもやらない事が多いだろう。しかし、最初の一撃がどれだけ微力なものであっても、それをきっかけにすべては大きく変化するわけだ。だからまだ何もしないうちに悲観するのは間違っている。そうではなく、ちょっとした変化を起こすことであなたは世の中を大きく変えるパワーを秘めているわけだ。
一足飛び
でも、そうなるまで待っていられないと思い込んでいる。もちろんそれが石の上にも三年と言うスパンでは遅すぎると思うからだ。でも少しずつでも確実に様々な関係性がそこで変化するわけだから、ムダだとおもって何もしないという選択肢はおすすめしない。弱い力でその瞬間にはびくともしないと思っているそれに対して何度も挑戦することが大切だね。やっぱり何も変わらないか、と諦めるしかない状況ばかりだけれども、それはそのことに対しては確かにそうかもしれない。けれども、あなたのスタンスは気が付かないほど大きく変わっていることは間違いないのだからね。あなたの視座が変わった瞬間に、そこから見える世界も大きく変化するだろう。今まで気が付かなかったことにも気づくことができるようになっている。それだけでもあなたのちっぽけな挑戦は、大きく変わっていくきっかけとなる。
今できること
しかも世の中を変革するというだいそれたことよりも、それは今すぐにでもできることが多いね。結局のところあなたができることはそれだけだ。だから無力だと思いこんでいるわけだ。けれども、その小さな一歩が後に思わぬところで大きなうねりとなっていく始まりでもある。なにもしなければ何も変わらない。けれども、ほんの少しでも変えてみたらその先はどうなるかは誰にも想像すらできない。それがこの世の不思議なところだね。どうせ無理だと思うぐらいなら、だったらこうしてみようともがいてみることがあなたの思う世界の第一歩となる。もちろんそれはあなたが期待している結果とは違うかもしれない。けれどもあなたが知らないところで、大変革が起きているわけだ。何にも実現できなかったと悲観する前に周りの変化をよく観察してみよう。おそらくは思っていた以上にあなたがそれを変えてきたことが見つかるだろう。すべては関係性でできていることに気がつけば、あなたがそう思ってやったつもりのことが、思わぬところで効果を発揮していることに気づくだろうからね。