人生は片思い

日々

片思い

人生はほとんどが片思いでできている。こうなればいいのにと心から願うことも裏切られ、こうなってほしいと伝えたこともその裏側だけが伝わってしまう。良かれと思ってやったことも、思わぬことに全部裏目に出たりする。求めるものは何一つ得られず、叶えたい夢もいつまでも叶わず、あなたの真の思いなんて誰にも届かないわけだ。そういえば地獄絵図のように聞こえるだろう。身も蓋もないとはこういうことだね。ところが、あなたがそれでも見込みの薄い片思いを続けることで、ほんの少しずつ亀裂が生じて、稀にそれが少しだけ伝わる瞬間がある。それを幸せと呼ばずして何を幸せと言うのか。ほとんどがうまく行かない中でも、決してそれは無駄ではないということを体感できる唯一のひとときなんだからね。だから諦めないでその片思いを続けられること自体がもはや幸せだと言っても過言ではないわけだ。

結果と過程

現代社会は結果主義に陥ってしまっている。結果だけが価値があり、その過程はほぼ考慮されることはない。でも、それはそれであなたにとってみれば、失敗もうまく行かなかったことも誤解されたこともすべては貴重な経験であり糧であるわけだ。そこを見落としてはいけないね。もちろんそれで結果もきちんと出て評価されれば大団円なんだけれども、それはたまににしかない。だからといって何をしてもほとんどうまくいかないのなら、何もしないほうがマシだと思ってしまうのは早計だね。人生はプロセスにこそ本質があって、結果は狭い範囲での良し悪しでしかない。そう、成績とか点数とかは限られた狭隘な世界での一時的なアウトプットに過ぎないわけだからね。たまたま今回はその区切られた範囲において合格だとか不合格だとか言っているに過ぎない。そうやってそれは成功で終わったとしても、すべては終わったわけではなく相変わらず人生はまだ連綿と続いているわけだ。

人生の糧

あなたが成長するのも、何も成功だけが成長要因ではない。むしろうまく行かなかったところにあなたの真の人生がある。成功だけがあなたを形成するわけではなく、むしろ多くの失敗があってこそのあなたであることに疑念の余地はない。すなわち、あなたにとっては失敗も成功の元であり、数々の裏切られること自体が最も貴重な体験であるわけだ。だから、誰に何と言われようともあなたが信じたやりたいことをやり続ければいいだけだ。そんなの無理だとか、どうせ失敗するとか、それはむしろそうであってほしいと思えることなんだ。逆にそれを恐れるがあまりに、何もしないでこそこそとやりたいこともやらずに、言いたいことも言えずに過ごしている人生の方がもったいないわけだ。もう二度と今が訪れないのならば、迷っているのならやってみればいいだけのことだね。失敗するためにわざわざ行動に移すことの大切さとかけがえのない機会であるのだからね。