得意なこと

日々

できないこと

できないことだらけで、あなたはそれに対して不満を覚えている。できるようになるためには、必要なスキルを洗い出して一つ一つそれを習得しなければならないと思っているからだ。そのための努力というか頑張りがいまいちだということを自覚しているから、それを不満に思っている。でも無理なものは無理だということも大切だね。なんでもあなたがの思い通りにできるという前提自体が間違っているからだ。誰しも得意・不得意はあって然るべきだし、それがすべてクリアになって万能の神にでもなれると思っているのは少し勘違いも甚だしいわけだ。できないことはできないと受け入れるほうが自然だし、それをなにかに頼ることも自然だね。空を飛べないのに、頑張れば自力で空も飛べるかもと思うのは自由だけれども、実際にはそれをなし得た人がいないのならば、それはおそらく困難だろう。そこで、違う方法で人は空を飛ぶスキルを得たわけだ。今は自ら努力して空を飛ぼうという人は稀な存在だね。

AI

AIが台頭して、今や外部記憶や補助能力として活用されている。もちろん万能ではないけれども、あなたを補助するのに便利なツールであることは間違いない。でもそのAIに打ち勝つために、日々努力している人はいないね。スマホは高性能パソコンであるわけだけれども、それを使うことであなたがうっかり忘れたことも思い出させてくれる外部記憶装置でもある。ネットワークに常につながることで、人類の叡智がすぐに検索できるわけだからね。もちろん、すべてがそこにあるわけでもなく、あなたが質問した回答があなたの期待にはそぐわないこともあるし、あたかも事実のように嘘を付くこともある。しかしながら、あなたの記憶能力は優に超えているわけだからそれを使う側のスキル一つで有能にも無能にもなるわけだ。あなたがすべてをこなすことができない補助ツールとして、少なくとも活用できるスキルは必要なんだけれども、それさえ身につければ百人力だね。もちろん、それを必ずしも万人が習得できるわけではないのも事実だね。

依存

かつてはググるとかという動詞が生まれ、Googleで検索すればたいていの知識を得られた時代が終わりつつあり、今はどのAIで検索するかが焦点となっている。AIでさえ得意・不得意があるようで、画像生成はこれだとか、動画作成だとこれだとかというふうにそれぞれに得意・不得意がある。まるであなたのようにね。そしてそれらは急速に間違いが少なくなりつつあって、もはやもうすぐシンギュラリティを迎えるかもしれないという噂まである。それが実際にそうなるかどうかはわからない。けれども、その節目にたまたまあなたがそこにいるわけだ。もちろんそんな怪しいものを毛嫌いするのもありだろう。でもだからといってそれらに打ち勝つぐらいに努力をすれば似たような能力を得られると思うのもおこがましいね。その裏側には莫大な地球エネルギー資源を湯水のように使って動いているのもまた事実けれども、もはやその便利ツールを無視するのは難しい時代になっていくだろう。さて、そういった状況の中で、あなたはそれを凌駕する能力とは一体なんだろうね。もちろんなにか必ずあるはずだということは間違いないと思うよ。