失敗は成功

日々

失敗

失敗は成功の元だとよく言われるね。失敗とか成功とか何を基準にしているかに気づけば、実は失敗も願望成就の一種だとわかるだろう。好きな人ができて、好きだということを伝えるというシンプルなことで、それほど難しいスキルが必要なわけではない。好きだといえばいいだけのことだからね。あなたにとっては容易いことなんだけれども、失敗したらどうしようという思いがそれをとても困難なことに変えてしまうわけだ。そんなことを言ったら嫌われてしまうのではないかという恐れがそこに生まれるからだ。そしてそれが大失敗だと思い込んでいるから、なかなか口には出せないまま人生が通り過ぎるわけだ。ところが、好きな人に好きだと伝えられたという事実だけみれば、それはそれでやりたいことが叶っているわけだからそういう面では失敗などない。その結果相思相愛の仲にならないと意味がないとか別問題を抱え始めるので、そのシンプルな行為が重苦しく感じているだけのことだね。そもそもあなたに他人を操作する権限も能力もないのにおかしな話だ。

やりたいこと

やりたいことをやれなくなるのは、直接それには関係のないことばかりを考えて妄想してしまうのが原因になっている。これをやりたい、けれどもやってみてうまくいかなかったら誰かから馬鹿にされてしまうんじゃないかと思っている。けれども身も蓋もない言い方をすれば、誰もあなたの行動に興味関心を持っていない。あなたがそれで落ち込もうと嘆き悲しもうと、そんなことは知ったこっちゃないわけだ。なのにあなたは他人からのあなたに対する評価を勝手に重んじてしまうがために、最初の第一歩を踏み出せないだけだ。ここで気がつくだろうけれども、あなたが思っているほどあなたに誰も興味はなく、あなたは勝手に誰かを好きになるだけでそれが成就しないといけないとは誰も言っていない。あなたのその余計なプライドは、一体誰のためにあるのかといえば、それはあなただけの自意識で生み出された副産物であって、結局のところあなたしかわからない世界なわけだ。

やればすべて成功

だから結果なんてどうでもいいね。あなたが伝えたい思いを伝えられたら成功なわけだ。それで相手が迷惑ですと言ったところで失敗ではない。成功とはあなたが思い通りに願望を実現できた段階で決まる。その先、だからあなたの思いと相手の思いが一致しなければ失敗だというのは、それこそ勝手すぎる妄想に過ぎない。あなたは誰かにしてもらったことを感謝したならば、即座にありがとうと伝えるだけでいいね。それで相手が仮に怪訝な顔をしたところでそれは相手の問題であって、あなたの問題ではない。なぜならあなたの問題はそこで解決されているわけだからだ。やりたいと思っていることはだから躊躇なくやることができたならそれは奇跡であり、成功でいいわけだ。その結果、二度と口をきいてくれなくなったとしてもそれはそれで別問題なんだ。そこまで期待することはそれこそおこがましいね。もちろん相手を傷つけてしまうんではないかと慮ることは必要だけれども、それを十分考慮した上で実行できたならそれだけで幸せなはずだ。