無駄とか決めつけないで

日々

やるリスク

なんでも思いついたらやってみるといいと言われる。けれどもそれで大失敗したところで誰も責任なんて取ってくれないね。だからあなたはそんなのには騙されないぞと頑としてやらないようになる。そこまでは極端だとしても、慎重にならざるを得ないね。だから検討に検討を重ねている間に、なんだかそれをやるチャンスというか機運みたいなものが過ぎ去って、いずれは忘れ去ってしまうわけだ。もちろん、鉄は熱いうちに打て、なんていうノリもあるけれども大抵はそこに乗っからないようになる。どうせ一時をすぎれば、忘れ去ってしまうぐらいの衝動というか、その程度のものだからやるだけ無駄だと思うことが多くなってしまう。それを何度も繰り返しているうちに、あなたは本当にやるべきことがなんなのかもよくわからなくなってしまっている。もしかしたらやらない方が平穏無事に過ごせているのなら、なにかやりたいと思うことがいけないことなんじゃないかとさえ思っているわけだ。

チャンス

いつもいろんな思いつきで、これはと思うチャンスを感じている。けれどもそれもこれもどうにもくだらないことばかりで、今そんなことして何になるというひらめきというか思いつきばかりだね。もっと人生に価値ある体験をもたらすような、あなたにとってまさにこれといったふさわしいチャレンジを待ちわびている。そうして気がついたら待ちわびてもう数十年以上も経っているのではないかな。まさか何もしないでこの先も生きていこうなんては思ってはいない。けれども大物を狙う釣り人のように、小物のあたりは見逃すようにしているね。そんなもの釣ったら恥さらしもいいところだとも思っている。いつかきっとあなたが誰彼ともなくうらやましいと感じる大事を掴むとずっと待ち続けている。釣りだとすぐに暗くなって一旦引き上げないといけない。けれどもあなたの人生の大物は、もうずっと待ちわびていられるわけだ。きりがないね。

やらないリスク

そうやっているうちに人生が終盤に差し掛かってしまうわけだけれども、とにかくなにか思い立ったらやる方向で進めるようにしたほうが、結局のところ大チャンスが訪れる確率は高くなるね。何もしないでじっとしていると、何の結果も失敗もないのは事実だろう。けれども、それはあなたが本当に望むものからも遠ざかっているわけだ。あなたが思考できたり予測できる範囲を大いに超えているからこそ、ビッグウェーブなんだからね。すべてがあなたの想定内でこじんまりと収まったことばかりを狙ったところで、それ以下になることばかりしか見当たらないのはそういう理由からだ。こんなことして何になると思うことをとにかくやってみると、その先の道が開けていることを体験することができる。山でもとにかく登ってみないとその頂きから見える景色は想像通りなのかどうなのかもわからない。あなたが想定できることの元資料もすべてこれまでの経験則から構成されるとすれば、なおのこと経験しないのは狭隘な世界に閉じ込められてしまうよ。