虫なんて無視
遠因
直接的には全く無関係に見えることが、実はあらゆることに影響を及ぼしている。それらはあなたの視野には入らないので、あなたは全くそれに気がつくことすらできないことだ。あなたがわかる原因と結果はあなたの眼の前で収まるものでしかない。それをこねくり回して論理的な分析をいくらやってみても、実は本当の原因になんてたどり着けないことがほとんどだね。例えば今地球は温暖化して、気候変動によって人類の未来に影響を及ぼす可能性が高いと言われている。その犯人探しが二酸化炭素であると決めつけられてから随分と経つわけだ。そこで炭素排出するものを極力減らそうと頑張っているね。あなたのできることはせいぜいリサイクルだったりゴミの分別でリユースを促進することだったり、無駄なモノや不要なモノを極力買わないことぐらいでしかない。でもそれらが地球温暖化防止になるのはほんの僅かでしかないことも知っている。仮にそれが真実だとしたら、もっと減らさないといけない国があるというのにそこには触れられないままだ。
犯人探し
二酸化炭素が地球の温度を上げる犯人に仕立て上げられてから、まるで炭素が悪人のように扱われてしまっている。化石燃料を燃やすことで大気中に放出してしまうわけだけれども、もう一方の事実としてその二酸化炭素は植物にとっては栄養素のもととなることは理科で習っただろう。光合成とは、水と二酸化炭素を材料として太陽の光のエネルギーを使ってデンプンと酸素を生み出す。そしてその二酸化炭素化合物であるデンプンを食べることで人類は生き延びているわけだ。だからその二酸化炭素がもし極端に減少すればそもそも植物も生きながらえることが困難となり、その結果デンプンの量も減少してしまう。それで人類はますます生き延びるのが難しくなるね。工業製品であるプラスティックも目の敵にされて、それが海洋生物に悪影響を与えているとされている。けれどもプラスティックは体内に吸収されたとしても、そのまま消化できないからそのまま排出されるだけだ。そこに含まれる炭素はやがて分解されるのであれば光合成の材料となり、炭素が循環することになるので何ら問題はないはずなんだけれどもね。
学び続ける
そうやって喧伝されている裏側には、どこかの利権が必ず絡んでいる。科学も信仰も流行りがあるのはそのせいだ。二酸化炭素の排出量を削減するために、風力や太陽光などを活用する動きがあるけれども実際に美しい山肌を切り開いて巨大な太陽光発電のパネルを見てみるととても違和感があるね。その直感がこれまで生き延びてきた本能として正しいと思われる。現にそのパネルは希土類の合成物でできており、パネルの下に豊かな太陽光をエネルギーとする豊かな生態系があったはずなのに破壊しているわけだ。ところがそんなところまでは誰もは見えず、むしろあたかもそれで永遠に無限の太陽光で発電し続けてくれるありがたい存在だと説明されるわけだ。ところが一度災害が起こればそれらはすべてゴミとなり、深く根を張って大地を守っていた植物は死に、その恩恵で暮らす微生物や昆虫は絶滅しているわけだ。虫なんて不要だと思っているかもしれないけれども、あなたよりも生命としては大先輩なんだけれどもね。そういう学びがないと間違った方向へどんどん進んでしまうわけだ。